休みたいのに休めない~インナーチャイルドカード物語~

自分の本心を自分で分かっているようで、

案外わかっていなかったりしますよね。

 

私のところに来られた

中学の国語の先生フユコさんも

そんなお一人でした。

 

「仕事はやり甲斐があって好きだし、

夫も優しいし中学生の息子もいい子だし、

何と言って不満はないんです。

でも何かモヤモヤして

スッキリしないんですよね」

と固い疲れた表情で言われました。

 

その思いを念じながら

カードをシャッフルして頂き、

カードを引いて頂きました。

 

 

フユコさんは最初に開いた

大アルカナ18「シンデレラ」のカードを

じっと眺めておられました。

 

  *大アルカナ18「シンデレラ」

 

「なんだか暗いカードですね。

それに木が気持ちが悪い。怖いです」

と言われました。

 

「木のどんなところが怖いですか?」

と私はお尋ねしました。

 

「色が気持ちが悪いです。

こんな木の色ありえないし!」

 

「木の色が気味悪く感じられるのですね。

他にこのカードで気になるところは

ありませんか?」

 

「いえ、特にないです。

私には木の色がとても気持ち悪いです」

 

フユコさんは少女にもドレスにも

全く関心を示されませんでした。

 

「この木の色は

本当に絶対にありえない色ですか?

木は茶色でないとだめですか?」

と私はフユコさんにお尋ねしました。

 

フユコさんはしばらく考え、

こう言われました。

 

「絶対にありえない色ではないけれど、

でも普通木は茶色で

描かれるべきでしょ?」

 

「それは誰が決めたことですか?」

 

「誰ってことはないけれど、

普通は茶色でしょ?

茶色じゃないと違和感がするわ」

 

「フユコさんはとても真面目で、

『木は茶色であるべき』のように、

『いい先生であるべき』

『いい妻、母であるべき』

という傾向がおありではないですか?

いつも一生懸命ではありませんか?

疲れておられるのではないですか?」

 

と私がお尋ねすると、

フユコさんの頬がピクピク震えだし、

目から涙がこぼれました。

 

「仕事は好きだし生徒は可愛いし、

それに家庭も大切にしたいんです。

でも、そうしようとすると、

自分の時間がなくなるのはもちろん、

眠る時間さえ削らなくてはいけないんです」

 

「そうだったんですね」

 

「もうクタクタで何もしたくないです。

ただただ眠っていたいです。

でも、そんなふうに怠け心に

負ける自分もイヤなんです」

 

「疲れたら休むのは

自然なことではありませんか?」

 

「わかっていますよ。休みたいです。

でも、休めないんです。

仕事もあるし、家事もあるし」

 

「休みたいというのが

フユコさんの心の声ではありませんか?

『~べき』と言う考えを外すのが

今のご自分の仕事だと思って、

心を休めてあげませんか?

休むことは罪悪ではないですよ」

 

「私、休みたいと思う自分が

許せなかったのです。

でも本当はクタクタで休みたかった。

だからモヤモヤして

スッキリできなかったのですね」

 

「そうですね、フユコさん。

今日はそれがご自分の仕事だと思って

ゆっくり休んで下さい」

 

「そうですね。

『疲れたら休む』という

ごく自然なことさえ、

『~べき』という考えに抑えつけられて

できなかったんですね、私。

今日は心も身体もゆっくり休めそうです。

ありがとう、久夢さん」

 

そう言ってフユコさんは

ホッとした表情で帰って行かれました。

 

1枚のカードの木の色で

明らかになった本心です。

私たちは自分の本心をわかっているようで、

本当は案外わかっていないようです。

 

「インナーチャイルドカード物語」

今日は大アルカナ18

「シンデレラ」のカードのエピソードでした。

 

「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー」は、インナーチャイルドカードを使って、あなたの心の奥底にある夢や希望を明確にし、恐れや不安を整理し解決するサポートをします。本心がわからなくなった時、自分の心を見つめ直し整理したくなった時、どうぞ相談にいらして下さい。

 

 

【村川久夢ホームページ】

 

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