【連載小説】『薫~書の道・愛の道~』その86「初段検定作品」

1 検定作品を提出する日の稽古は、いつもの稽古日と雰囲気が違っている。佐伯の書道教室は、いつも活気に溢れ、生徒同士が良い刺激を与え合い、和気あいあいとしていた。しかし、検定作品提出日は、熱気と独特の緊張感が漂っているのだ...