このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。
自分でカードが読めるようになりたい。お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい。と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。
<不思議の国のアリス:いい子の殻を破れ!>
インナーチャイルドカードセラピーのセッションで、「不思議の国のアリス」のカードを引いた時のことを、お話しますね。
「不思議の国のアリス」のカードを引いて、長い金髪のアリスを見て、幼い頃、髪を伸ばしたかったことが急に思い出されました。「世話をするのに手間がかかるから」という理由で幼い私はザンギリ頭だったのです。
アリスのように長い髪をなびかせて、心から楽しく遊びたかったことも思い出しました。カードの端で不機嫌そうに立っている女の人が目に入りました。
この女の人を見ると、幼い頃、外で遊んでいると必ず、「いつまで遊んでいるの! 早く帰って来なさい!」と母に叱られことも思い出したのでした。
「不思議の国のアリス」のカードを眺めていると、髪を伸ばして、もっとオシャレしたかった。もっとのびのび遊ばせてほしかった。幼い私が望んでいたことが、蘇って来たのでした。
<手堅く無難な生き方>
私の両親は、親の思う通りになって、手堅く無難な人生を生きることが、子どもにとって幸せなことだと信じて疑いませんでした。私は絵に描いたような「いい子」に育ったのです。
「親の思うように生きることが、子どもにとって幸せかどうか、手堅く無難なことだけが、子どもにとって幸せな人生かどうかを両親は考えたことがあったのかな?」と、アリスのカードを眺めながら思いました。
<何のために生きるのかわからなかった>
考えてみると、「~しなさい」「~してはいけません」等々、命令と禁止ばかりの中で私は育ちました。そんな環境で生きることが、楽しいわけがありません。
したいことはなんでもダメだと言われ、したくないことを強制されて、意欲を失ってどんよりしていると、「やる気のない覇気のない子だ」と叱られました。
「どうしろって言うの!」と思っても言ったら叱られ、下手をしたら叩かれるので、幼い私は沈黙せざるを得なかったのです。
いい子も楽ではありませんでした。あの頃の私は、何のために生きているかが、わかりませんでした。
<生きづらさの原因>
「不思議の国のアリス」のカードから受けた印象や、感じたことを尋ねられて、自分でも驚くほどの勢いで幼い日の話をしてしまったのです。
自分の気持ちを言葉にすると、幼い私が全てに対して「何を言っても何をしても無駄だ」と諦めていたことが、苦々しく思い出されました。今思うと、それはとても怖いことなのです。
結局、私が長い長い間、「何のために生きているのだろう? なぜ生きるのだろう?」と生きづらさに悩んだ根は、いい子だった時にあったことがわかって来ました。
セラピストさんが、どんな人の中にも傷ついた幼い自分自身が存在するのだと教えてくれました。傷ついた幼い自分自身を「インナーチャイルド」と呼ぶのだとも教えてくれたのです。
私の内側には、自分の気持ちを押し殺し、いい子でいなければならないことに苦しみ傷ついた幼い私、つまり私のインナーチャイルドが存在していることを感じたのでした。
<心の蓋が外れた>
そして、「ああ、そうだったのか!」と圧し殺していた感情が、蘇りました。心を押さえつけていた蓋が、ぽ~んと外れたような気がしました。いろんな思いが溢れて涙が流れました。涙は流れましたが、気持ちはスッキリしました。涙が心の蓋をはずして、悲しみや苦しみを洗い流してくれたのでしょう。
<運命のラッキーチャンス>
「不思議の国のアリス」のカードにはこんな意味があるとセラピストさんが教えてくれました。
「このカードのメリーゴーラウンドのような『運命の輪』は、状況が否応なく変化していることを、暗示しています。多くの場合、ラッキーチャンスを表していますが、思わぬアクシデントの予兆となることもあります。
なので、あなたの人生を今よりもっと高い視点から眺めて下さい。あなたの気づきを得るために、あなたの夢や未来像を探し求めて下さい。幸運は、あなたのすぐそばにありますよ」
私にとって、インナーチャイルドカードと出会ったことがラッキーチャンスだったのです!
<いい子の殻を破り自分の人生を生きよう>
私はこの後、何度もインナーチャイルドカードのセッションを受け、カードを深く学ぶための講座にも通いました。
私はインナーチャイルドカードに触れることで、生きづらさを克服して、夢や未来像を明らかにすることができたのでした。
そしてついにラッキーチャンスを掴み、夢だった作家デビューを果たしたのです!
「不思議の国のアリス」のカードがキッカケになり、私がいい子の殻を破って、自分の人生を生きるようになった物語でした。
以上、インナーチャイルドカード「大アルカナ10:不思議の国のアリス」の物語でした。インナーチャイルドカードの各カードの意味や解釈を知りたい時は、「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。講師と一緒にもっと深く学びたい時は「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」にお越し下さい。講座については下記ボタンを押して、案内ページをご覧下さい。
<インナーチャイルドカード物語:大アルカナ>
「インナーチャイルドカード物語」は、カードの意味、タロットやおとぎ話との関係、セッションの様子などを描いた物語集(リンク集)です。カードを引いた人が、引いたカードをキッカケに自分の人生を切り開くドラマを描いています。お読みになりたいカードのリンクをクリックして下さい。
【大アルカナ0:赤ずきん】
*【赤ずきん】恐れることはない自分の信じた道を行こう!
【大アルカナ1:アラジンと魔法のランプ】
*【アラジンと魔法のランプ】どんな一歩なら踏み出せますか?
*【アラジンと魔法のランプ】アラジンを英雄にしたのは錬金術だった!
【大アルカナ2:困難から救う妖精】
*【困難から救う妖精】もしも魔法が使えたら
【大アルカナ3:マザーグース】
*【マザーグース】愛の卵
【大アルカナ4:裸の王様】
*【裸の王様】~見えないものが見えるようなフリをしない~
【大アルカナ5:魔法使い】
*【魔法使い】「そうだったのか!」と自分で納得できるとスッキリできる
【大アルカナ6:ヘンゼルとグレーテル】
*【ヘンゼルとグレーテル】いつも我慢しているあなたへ
【大アルカナ7:ピーターパン】
*【ピーターパン】あなたの魂を乗せた船は何を目指していますか?
【大アルカナ8:美女と野獣】
*【美女と野獣】愛は心を開き素直になった時に手に入る
【大アルカナ9:白雪姫】
*【白雪姫】「これが正解!」ってないんだ!
【大アルカナ10:不思議の国のアリス】
*【不思議の国のアリス】いい子の殻を破り自分の人生を生きよう
【大アルカナ11:ミダス王と金の手】
*【ミダス王と金の手】~正義って何かしら~
【大アルカナ12:ジャックと豆の木】
*【ジャックと豆の木】手放すことによって救われる!
【大アルカナ13:眠れる森の美女】
*【眠れる森の美女】死んだように眠る
【大アルカナ14:守護天使】
*【守護天使】~好きか嫌いか?白黒思考の克服~
【大アルカナ15:大きな悪いオオカミ】
*【大きな悪いオオカミ】あなたの恐れ、疑い、 乱れた心を、両手を開いて抱きしめてあげなさい~
*【大きな悪いオオカミ】心の闇を抱きしめて生きる
【大アルカナ16:ラプンツェル】
*【ラプンツェル】~過去のしがらみを断ち切る時~
【大アルカナ17:星に願いを】
*【星に願いを】誰と結婚しても先のことはわからない
【大アルカナ18:シンデレラ】
*【シンデレラ】休みたいのに休めない
【大アルカナ19:黄色いレンガ道】
*【黄色いレンガ道】探しているものはあなたの中にすでにある
【大アルカナ20:3匹の子豚】
*【三匹の子豚】人生のターニングポイントで出るカード
【大アルカナ21:地球の子ども】
*【地球の子ども】魂の旅の終わりと始まり
※小アルカナ、コートカード、テーマ学習の物語は村川久夢ホームページ「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。
<自分でもカードが読めるようになりたいあなたへ!>
「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」は、レッスン内容も資料もわかりやすく、「心が癒やされる!」と好評を頂いています。
講座でインナーチャイルドカード一枚一枚について学ぶことで、自分の心を癒やすことができます。自分を癒やすことが、セラピストとして、人を癒やしたいと思う原動力になります。
あなたも講座を受けてみませんか?講座については下記ボタンを押して、案内ページをご覧下さい。体験レッスンもご用意しています。