

このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。

自分でカードが読めるようになりたい。お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい。と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。

<黄色いレンガ道:探しているものはあなたの中にすでにある>
インナーチャイルドカード「大アルカナ19:黄色いレンガ道」は、「オズの魔法使い」の1場面を描いています。

竜巻に飛ばされて家に帰れなくなったドロシー、脳みそがないと嘆くかかし、優しい気持ちを感じるハートが欲しいブリキのきこり、勇気が必要だと痛感しているライオン、何かを求める4人が、オズの魔法使いがいる「エメラルドの都」に向かって、「黄色いレンガ道」を旅する様子が描かれています。
さて今日は、このカードがあなたに問いかけていることを見てみましょう。
<自分に足りないものは何ですか?>
人はだれも足りない部分を持っています。完璧な人など存在しません。このカードは、「あなたが自分に足りない」と感じているものは何かをあなたに尋ねています。
ドロシーのように心が落ち着く家でしょうか?
かかしのように頭脳や知性でしょうか?
ブリキのきこりのようにハートでしょうか?
ライオンのように勇気でしょうか?
リーディングで一番大事なことは、あなたが自分の心に「どうだろうか?」と問いかけることなのです。
<すでに存在していた>
私は「オズの魔法使い」を読んだ時、興味深く感じたことがありました。
物語の主人公ドロシーは、家に帰る方法を見つけるために旅を続けました。実は旅の間ずっと履いていた靴が、彼女を家に連れて帰る方法でした。靴は魔法の靴だったのです。

頭脳がないと嘆いていたかかしは、ドロシーたちと旅を続け、困難に出会うたびに妙案を出します。立派な頭脳を持っていたのです。

優しい感情に溢れるハートがないと悩んでいるブリキのきこりは、しばしば優しい思いやりを示しました。きこりにはハートが存在していたのです。

勇気が必要だと思いこんでいる臆病なライオンは、旅の途中、敵と勇敢に戦い、大活躍するのでした。臆病どころか十分に勇敢だったのです。

<いろんなことを経験するしかないんだ>
そうなんです!4人は探しているものを、自分の中にすでに持っていたのです。でも、それに気づけたのは、仲間とともに知恵をしぼりながら、「黄色いレンガ道」を辿って、旅を続け経験を積んだからでした。
頭脳がほしいかかしに、オズの国の王様、「オズ大王」はこう言っています。
「脳みそなんかいらないだろう。知恵を増やすには、いろんなことを経験するしかないんだよ。この世に長く生きていればいるほど経験が豊かになって知識も増えるんだ」
このカードを引いたあなたも、あなたが探しているものは、すでにあなたのなかにあるのではありませんか?
<強みと欠点は表裏一体>
また時には自分にとって、欠点だと思っていることが、強みになることもありました。
4人がケシの畑を通りすぎる時、頭脳やハートを持っている生身のドロシー、ライオンは、ケシの毒に倒れてしまいます。頭脳がない、ハートがないと嘆いていたかかしときこりは、生身ではないゆえに、ケシの毒に害されず、ドロシーやライオンを助けることができたのです。
強みと欠点は表裏一体なのです。
<自己実現を果たす道>
黄色いレンガ道について、インナーチャイルドカードの作者イーシャ・ラーナーさんは、下記のように書いています。
「黄色いレンガ道」は、魂の家や太陽に向かって子どもを導く道なのです。またドロシーが他の探求者と一緒に自己実現を果たした道でもあります。
その道は、最終的な目的地である家にたどり着くために追求されるべき道なのです。家というのは、魂が目覚めることや知恵を象徴的に表しています。
またこのカードに次のようなメッセージを込めています。
あなたの一番高いゴールに向かって「黄色いレンガ道」を胸弾ませながら歩きましょう。あなたが探し求めているものは、全て手の届くところにありますよ。世界はあなたにチャンスという名の聖なる杯を差し出しています。その盃は深い希望や願望で満たされるのを待っているのです」
いかがでしたか?このカードはこのような問いかけやメッセージを持っています。
あなたの「黄色いレンガ道」を胸を弾ませて歩んで下さいね。

以上、インナーチャイルドカード「大アルカナ19:黄色いレンガ道」の物語でした。インナーチャイルドカードの各カードの意味や解釈を知りたい時は、「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。講師と一緒にもっと深く学びたい時は「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」にお越し下さい。講座については下記ボタンを押して、案内ページをご覧下さい。

<インナーチャイルドカード物語:大アルカナ>
「インナーチャイルドカード物語」は、カードの意味、タロットやおとぎ話との関係、セッションの様子などを描いた物語集(リンク集)です。カードを引いた人が、引いたカードをキッカケに自分の人生を切り開くドラマを描いています。お読みになりたいカードのリンクをクリックして下さい。
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*【アラジンと魔法のランプ】どんな一歩なら踏み出せますか?
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*【三匹の子豚】人生のターニングポイントで出るカード
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*【地球の子ども】魂の旅の終わりと始まり
※小アルカナ、コートカード、テーマ学習の物語は村川久夢ホームページ「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。

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