【大アルカナ5:魔法使い】「そうだったのか!」という気づきを得る時

インナーチャイルドカード「大アルカナ5:魔法使い」

 

 

このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。

 

 

自分でカードが読めるようになりたい。お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい。と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。

 

 

<魔法使い:「そうだったのか!」という気づきを得る時

インナーチャイルドカード「大アルカナ5:魔法使い」

写真のカードは、インナーチャイルドカード「大アルカナ5:魔法使い」です。「魔法使い」のカードには『指輪物語』のガンダルフが描かれています。さて、ここで質問です。ガンダルフは、あなたになんと言っているように思えましたか?

 

<ガンダルフのことばを書き出してみた>

ガンダルフが何と言っているように感じたか、あるクライアントが「魔法使い」のカードから受けた印象を紹介しますね。

 

 

【クライアントがカードから受けた印象】

本当にそれでいいと思っているのか? 自分でもそんなことわかっているだろう。何をためらっているんだ?

 

 

あなたはどうでしたか? ガンダルフの言ったことはあなたの本音ではありませんか? ガンダルフのことばをキッカケに、このクライアントは本心と対話し、「そうだったのか!」と納得し、気づきを得られたのです。

  

<「大アルカナ5:魔法使い」の意味>

カードから受けた印象を深める前に、「大アルカナ5:魔法使い」のカードの意味をお話しますね。

 

インナーチャイルドカード「大アルカナ5:魔法使い」

 

 

【 「大アルカナ5:魔法使い」の意味】

「5」には、次のようなメッセージが込められています。物質的なものだけに固執すべきではない。精神的な力、内なるものの光を取り入れて行くこと、物質的な力と精神的な力のバランスを取ることが重要です。

 

『指輪物語』のガンダルフは、悟りや気づきを得て、高次の自分自身を保っている時は、非常に強く、力を発揮します。ところが、悪い意味で人間くさくなると、力を失ってしまうのです。

 

自分自身の魂に正直であって下さい。自分を自由に表現するために魂の声を聞き、物質的だけでなく、もっと進化したもの、バランスのとれたものであって下さい。「魔法使い」のカードには、このような意味が込められているのです。

 

 

<カードから受けた印象をもう少し深めます>

「魔法使い」のカードの意味をもとに、クライアントがカードから受けた印象をもう少し、深めてみますね。

 

 

このクライアントは、「まず『本当にそれでいいと思っているのか?』と、ガンダルフに責められているように感じた」と言われました。

 

クライアントは病気をされ、長い闘病生活の末、やっと自立して、働けるようになったところでした。しかし、年齢は30代の後半になり、将来への不安を拭いきれないのです。

   

そんな時、知人に紹介された経済力のある男性とつきあい始めました。男性は結婚したいようですが、クライアントは、気が進まない状況だというのです。気は進まないけれど、結婚したほうが、将来、安定できるのではないかと思うのも事実だと……。

 

クライアントは、将来の安定のために結婚することに対して、いいと思っていないのです。しかし、将来の生活という、物質的な不安を取り除けず、不安定な状態になっているのでした。

 

   

<自分自身の魂に正直に>

「『本当にそれでいいと思っているのか?』というのが、本心ではないですか?」とクライアントに尋ねると、クライアントは長い沈黙の末、「よくないですよね……」とポツンと言われました。

 

そして、「そんな交換条件のように結婚して、経済的に安定はできても、精神的に幸せになれるとは思えないです」と言われたのです。

 

私は、「魔法使い」のカードには「自分自身の魂に正直であって下さい。自分を自由に表現するために魂の声を聞き、物質的だけでなく、もっと進化したもの、バランスのとれたものであって下さい」という意味があることをお話しました。

 

「自分の魂に正直にですか……。自分自身で『本当にそれでいいと思っているのか?』と思っていることに気づいてなんだか、ドキリとしたんです」

 

「気づきを得られたんですね」と私が言うと、

 

「結婚に対して気が進まないのも、将来への物質的な不安もどちらも正直な気持ちなんです……。でも、将来の安定のために、気が進まないのにお付き合いするのは、相手の男性にも失礼ですよね」

 

クライアントは、しばらく考え込んでいましたが、顔を上げて、こう言われました。

  

「気が進まない結婚は、しないことにします。経済的な不安は、別の方法で乗り越えて行こうと思います。カードを見て、一番に心に浮かんだことが、私の本音だった。それが、驚きでした」

 

<「魔法使い」のメッセージ>

私は、「魔法使い」のカードには、次のようなメッセージが込められていることをクライアントに伝えました。

「大アルカナ5:魔法使い」

 

 

「魔法使い」のカードがリーディングに現れる時、高次の知識、つまり「ああ!そうだったのか!」という気づきを得られるでしょう。

 

「ああ!そうだったのか!」という気づきは、「ハイヤーセルフ」と表現されるかも知れません。「ハイヤーセルフ」は、高い次元から、自分の全てを見通しているとても賢いもう一人の自分、言い換えると、潜在意識と呼ばれるもう一人の自分とも言えます。

 

物質的なものだけに固執せず、精神的な力、内なるもの、気づきを取り入れ、物質的な力と精神的な力のバランスを取って、力を使うことが重要だと言うことを知って下さい。

 

 

インナーチャイルドカードマスタークラス国際認定プラクティショナー:村川久夢(むらかわ くむ)

 

以上、インナーチャイルドカード「大アルカナ5:魔法使い」の物語でした。インナーチャイルドカードの各カードの意味や解釈を知りたい時は、「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。講師と一緒にもっと深く学びたい時は「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」にお越し下さい。講座については下記ボタンを押して、案内ページをご覧下さい。

 

 

 

 

 <インナーチャイルドカード物語:大アルカナ>

「インナーチャイルドカード物語」は、カードの意味、タロットやおとぎ話との関係、セッションの様子などを描いた物語集(リンク集)です。カードを引いた人が、引いたカードをキッカケに自分の人生を切り開くドラマを描いています。お読みになりたいカードのリンクをクリックして下さい。

 

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 ※小アルカナ、コートカード、テーマ学習の物語は村川久夢ホームページ「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。

 

 

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