【大アルカナ15：大きな悪い狼】恐れ、疑い、乱れた心を受け入れて

このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。

自分でカードが読めるようになりたい。お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい。と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。

　＜大きな悪いオオカミ：あなたの恐れ、疑い、乱れた心を両手を開いて抱きしめてあげなさい＞

セラピストになったばかりの頃、インナーチャイルドカードセラピーのセルフリーディングをしていた時に、「大アルカナ15：大きな悪いオオカミ」を引いたのです。当時は、「大きな悪いオオカミ」は、苦手に思っているカードでした。

＜「大きな悪いオオカミ」の深い意味＞

でも、「大きな悪いオオカミ」には大切な深い意味があるのです。そこでじっくり理解するために、インナーチャイルドカードの英語版のテキストで「大アルカナ15：大きな悪いオオカミ」のページを翻訳して、読んでみました。私は、そこに書かれていた以下の文章に、とても惹かれました。

【大きな悪いオオカミ：久夢の英語版翻訳】

このカードを引くことは大切です。オオカミは不毛な森の木に隠れています。豊かさや成長は姿をひそめています。

執着、肉欲、欲望のエゴからの脱却を象徴する塔は、はるか遠くに存在しています。より高いゴールへ導く霊的な小径は、今も存在しているのです。しかし、塔への道は遠く、そして、道にはおびただしい影が存在しています。

オオカミは木の陰に隠れるのを止め、月光に癒されるために、前に進んでいかなければなりません。木の陰に隠れるのを止め、月光に癒やされ前進することは、自信のある人物になるために、束縛から逃れ、自由に世界と交流することを象徴しているのです。（インナーチャイルドカード英語版解説書翻訳）

＜ネガティブ感情と向き合えた＞

当時の私には、このカードの不毛な森が、満足できない自分の現状に思えました。塔はエゴを克服した自分の姿、道は自分が歩むべき作家・セラピストの道、影は自意識過剰、疑心暗鬼、嫉妬、執着、不安等の当時の私が悩んでいたネガティブな感情に思えました。

そうなんです！　疑心暗鬼や自意識過剰などのネガティブ感情から逃れるためには、自分から執着の木を離れることが大事なのです！

月光に照らされるために、前に進もうとすることなんです。「心を開いて、自由に世界と交流しなさい」と「大きな悪いオオカミ」のカードが、私を導いてくれるように感じました。私は自分のネガティブ感情と向き合えたのです。

＜あなたの恐れ、疑い、乱れた心を両手を開いて抱きしめてあげなさい＞

英語版の最後にはこうも書かれていました。

「このカードがあなたのリーディングに現れた時は、あなたの心にある恐れ、疑い、ばらばらに乱れた心の状態を、両手を開いて抱きしめてあげなさい」

ネガティブ感情から解放されるには、まず不毛な森で執着の木から、離れられない自分自身を、両手を開いて抱きしめて、受け入れてあげようと思いました。そうして初めて、前に進んで行けるのだと感じたのでした。

「大アルカナ15：大きな悪いオオカミ」を訳し終えた時、とてもほっとして感動しました。そして、このカードがとても好きなカードになりました。

インナーチャイルドカードマスタークラス国際認定プラクティショナー：村川久夢（むらかわくむ）

　以上、インナーチャイルドカード「大アルカナ15：大きな悪いオオカミ」の物語でした。インナーチャイルドカードの各カードの意味や解釈を知りたい時は、「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。講師と一緒にもっと深く学びたい時は「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」にお越し下さい。講座については下記ボタンを押して、案内ページをご覧下さい。　

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