【口癖からわかる心理】別に、どうせ、もういいわ

 

 

   

 以前の私の口癖は、「別に」「どうせ」「もうええわ」だったんです。少し嫌なことがあると、無意識にこの3つの口癖がでてくるのです。あなたにもこんな経験はありませんか?

 

 

 

 

私は、SNSのコメントをきっかけに自分の口癖の本質を理解したのです。

 

SNSに「私の夢は夫と飽きるまで外国を旅することでした。夫が亡くなった今となっては叶わない夢になり残念です」と投稿したのです。

    

すると、「ご主人が亡くなってしまったのなら、一人で旅すればいいじゃないですか」というコメントがあったのです。

   

夫に先立たれて、悲しい思いをしている私の気持ちを逆なでされたと感じたのでした。

  

 

 

   

私はそのコメントが非常に不愉快に感じたことを、書いた人に伝えませんでした。その時、私は心のなかで、「別に、どうせ、もうええわ……」と無意識につぶやいていたのです。

   

今思うと、私は「とても不愉快だった」という気持ちを、「別に」と言って隠しました。「どうせ」と言って、「彼女に言ってもわかってくれない」と、伝える前から結果を否定していたのです。「もういいわ」と言って、彼女にわかってもらうことを諦めていました。

   

私は不愉快なコメントに対して、当たり障りのない返事をして、彼女を切り捨てたつもりだったのです。それが大人の対応なのだと思い込んでいました。

 

 

   

 

コメントを書いた人は、悪気はないのですが、少し軽はずみな面がありました。もし、あの時の私が、率直な気持ちを冷静に伝えられたら、彼女は私の気持ちをわかってくれたでしょう。

   

少なくとも、彼女に気持ちを伝えられたら、気持ちを押し殺すことも、怒りを感じてストレスをため込むこともなかったはずです。

   

「嫌だった。不愉快だった。腹がたった」という自分の気持ちを押し殺していたのです。無意識に切り捨てたのは自分の気持ちでした。

   

 

   

   

初めは自分でも何故なのか、わからなかったのです。

  

長い間、怒りがくすぶっていました。やっと、私が自分の気持ちに蓋をして、相手にきちんと伝えることを諦めてしまうことに気づいたのです。

    

「ああ、そうだったのか!」とわかると、なんだかとてもホッとしました。長い間、曇っていた空が一気に晴れ渡ったように、心が軽くなったのです。いつの間にか彼女への怒りは消えていたのです。

    

 

 

それ以後、怒りを感じたら、気持ちを抑えず、冷静に自分が何を不愉快に感じ、相手に何を伝えたいのかを整理するようになったのです。

 

頭で考えるだけではなく、紙に書き出すと、気持ちが吐き出せました。気持ちが吐き出せると、より冷静になれ、客観的に自分を見られたのです。

    

 

 

   

嫌な口癖が出てきたら、「あ! また言ってる。何がモヤモヤするのだろう? 今のモヤモヤした気持ちをノートに書いて、整理しよう」と思うようになりました。

  

それを繰り返すと、自分を客観的に見られるようになり、だんだんに怒りの感情を引きずらなくなったのです。

  

それに、感じた怒りは、冷静に客観的に見ると、たいていそれほど重要なことではなく、翌日になると半分は忘れ、翌々日になるとほとんど覚えていなくなりました。「あれ? 私は何をそんなに怒っていたのかな?」と思うほどに。

   

次第に私の嫌な口癖も出てこなくなったのです。

    

    

あなたはどんな口癖がありますか? 一度、紙に書き出してみましょう。口癖が出た時の気持ちをノートに書くことで、自分を客観視してみましょう。

 

 

私は「別に、どうせ、もうええわ」という口癖が出てきた時、深呼吸をして冷静になったり、紙に書き出すことで、感情を吐き出したり、整理したりできました。

   

自分の気持ちを冷静に整理できると、それだけでずいぶん不愉快な感情が治まります。いつの間にか心が軽くなり、穏やかな日々が訪れるはずです。

   

嫌な口癖が出てくる時の気持ちを客観視できるようになると、穏やかな気持ちで過ごすことができますよ。気持ちを書き出すノートを用意して、自分を客観視することを習慣にしてみませんか。

 

  

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

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