【小説の6つのメリット】読む人読まない人

 

「今はアニメやゲームがあるので、小説はすたれるだけだ」と聞くことがあります。「小説を読む6つのメリット」について考えたいと思います。

 

<本を読む子読まない子>

小説を読むメリットを考える前に、本をよく読む子と読まない子とを比較した時の、興味深い傾向について見てみたいと思います。小学生になって、よく本を読む子とそうでない子がいますが、両者を比較すると、次のような傾向が見られるようです。

 

   

<よく本を読む子>

小さい頃から本に親しみ、本が好き

昔話をよく知っている

言葉をよく知っている(語彙が豊富)

会話での表現力がある

算数の文章問題がよくできる

 

<あまり本を読まない子>

あまり絵本を読んだ経験がない

浦島太郎や一寸法師などの昔話をあまり知らない

子どもの日常会話以外の言葉を知らない

会話のスタイルが限られている

算数の文章問題の出題意図がくみ取れない

(「本が好きな子供が育つ習慣や家庭環境の特徴とは?」より)

 

この違いの原因を探ると、「言葉の知識」つまり「語彙力の差」が大きいようです。語彙力が低いと、相手の話を理解する力や読解力の低下にもつながります。言葉の意味自体を知らなかったり、ちょっとした言葉のニュアンスを理解できなかったりするため、表面的にしか内容を捉えることができなくなるのです。

 

<小説を読む6つのメリット>

小説を読むことに、「楽しい」「娯楽」以外のメリットがあるのでしょうか? 実は、小説を読むことには、計り知れないメリットがあるのです。小説を読む6つのメリットについてお話します。

 

(1)本が好きになる

私は中学生の頃、モンゴメリの『赤毛のアン』に出会い、「本のおもしろさ」に気づき、赤毛のアンシリーズを夢中で読みました。「赤毛のアン」以外にも大量の小説を読みました。結果として「自分も本を書きたい」という思いが芽生え、数十年後に作家として活動することになりますが、その発端は「小説」を通して本が好きになったからです。

 

(2)頭がよくなる、脳が活性化する

読解力は、知能の高さや、ワーキングメモリとも相関するといわれます。また、子どもに読書をさせると算数の成績がよくなったという研究や、読書習慣のある高齢者は認知症になりづらいという研究もあります。読書によって読解力がつくことで、頭がよくなる。そして、脳が活性化するといえます。

 

(3)共感力がつく

ある研究によると、「小説をよく読む人は、共感力が高い」「文学作品を読むと、読後に共感性が高まる」という結果が出ています。小説を読むと、主人公に感情移入しますので、それによって共感力が鍛えられるのです。

 

(4)創造力&想像力が高まる

小説は文字なので、頭の中で情景を想像しないと、物語を理解できません。つまり、小説を読むことは、想像力を使う。創造性のトレーニングになるのです。創造性はAI 時代に必須の能力です。

 

(5)他人の人生を疑似体験できる

小説を読むことで、他人の人生を疑似体験することができます。10冊小説を読めば、10通りの別人の人生をシミュレーションすることができます。自分の人生で失敗しなくとも、主人公の失敗体験から学ぶことができるのです。このように小説は、人生を豊かにしてくれます。

 

(6)安価で手軽な娯楽

小説を読むには、ゲーム機や再生する特別な機器は不要です。電子書籍でもスマホがあれば読めます。1,000円前後で読めるのです。小説投稿サイトなどに行くと無料で読める小説もたくさんあるので、安価で手軽な娯楽だと言えます。

 

<人生を豊かにする>

自分の経験を振り返ってみると、勉強は好きではありませんでしたが、本を読むのは大好きで、小説も大量に読みました。そのことで私の語彙力や思考力が高まったのでしょう。私の教育環境はよくありませんでしたが、なんとか大学に進学して、教員にもなりました。

 

また、小説を読むことで共感力がついたのでしょう。人の気持ちを想像したり、共感したりできるようになりました。創造力や創造力もついたのか、作家になり、私自身が小説を書くようになりました。

 

小説を読むことは、楽しいです。その上、思考や感情を深くし、あなたの人生を豊かにしてくれるのです。

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

  

 

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