身体の傷と心の傷~心の傷の手当はできていますか?~

  

 

目に見える傷は、すぐに手当してもらえることが多いです。でも、目に見えない心の傷はどうでしょうか? 身体の傷と心の傷について書きました。

 

<爪が折れてできた傷>

右手の人さし指の爪を折ってしまったことがありました。指先が傷つき、少し血が出て、とても痛かったです。すぐに消毒して、絆創膏を貼って手当し、なるべく右手を使わないようにしたのです。水仕事は家族に代わってもらいました。

 

  

その時、いろいろなことを感じたのです。指の先が痛んで初めて、身体に痛みなく過ごせていることをありがたく感じました。

 

私は右利きです。利き手の人さし指が使えないのは、本当に不便で、普段、右手の人さし指がどんなによく働いてくれているかを感じました。

 

爪が折れて1週間ほど経つと、傷は少しずつ癒えて、痛みもなくなって来たのです。私は治癒する力に感激を覚えたのでした。「私は生きているんだな」と感じました。

 

 

 

 

<心の傷の処置>

指先の小さな傷でさえ、目に見える傷は手当してもらえて、いろいろ感じてもらえます。でも、「心の傷はどうなんだろう?」と思いました。

 

目に見えない心の傷は、ちゃんと手当してもらっているのでしょうか? 酷くならないようにかばってもらっているでしょうか? そんな疑問が湧いて来たのです。

 

 

私が鬱を患い、心に深い傷を負っていた時、仕事を続けるのが辛くて辛くてたまりませんでした。そんな時でした、「絶対に仕事をやめたらアカン!  もったいない! 頑張れ! 頑張れ!」と言った人がいたのです。「辛くてもうこれ以上頑張れへん」と言っているのに……。なにが「もったいない」と言うのでしょう! 

 

 

心の傷は目に見えないです。がんばり屋さん、我慢強い人、責任感の強い人ほど、心の傷が気づかれなかったり、ひどくなるまで放置されたり、追い詰められたりするのではないでしょうか?

 

<ちょっと痛い思いをして得た気づき>

心の傷を癒す薬は、精神科や心療内科でもらう薬かもしれません。カウンセリングや心理セラピーかもしれません。十分な睡眠かもしれません。周りの人の理解かも知れません。でも、どんな処置が必要であれ、適切な処置をしてあげたいですね。大事な自分の心ですもの。

 

適切な処置をすれば、爪が少しずつ癒えて、痛みが治まって来たように。心の傷も少しずつ癒えて、痛みを感じなくなり、元気で過ごせるようになるのです。昔、心に大きな傷を負った私が、指先にちょっと痛い思いをして得た大切な気づきでした。

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

 ※拙書『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』第4章には、鬱や夫の急逝など、深い心の傷を負った私が、段階を経て、立ち直った経験を具体的に書いています。

 

『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』ご案内>

 

『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』は、村川久夢が「年だから」「今さら遅いから」など様々な心の制限を外し、他の誰かのためではなく、自分の心が望むことにしたがって生きるようになった軌跡を描きました。私が自分軸で生きられるようになった成長の課程を描いています。

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