【ああ、京都人】京都人がこっそり教える「ぶぶ漬け」の真実〜おもてなしの心とお断りの作法

先日、フリー素材集で「京都」と入力して素材を検索すると、「お茶漬けを出す人」のイラストが出てきたではありませんか!なんだかとても複雑な気分でした。

    

<「帰れ」って意味なの?>

私は京都生まれの京都育ちです。よく他府県の友人に「京都では今でも『ぶぶ漬けどうどす~』って言うんですか?」と尋ねられます。私は「ぶぶ漬けどうどす~」と言われたこともないし、言ったこともありません。

  

一般的には「ぶぶ漬けどうどす~」と言われたら、「帰れ」という意味に解釈されているようです。確かに長居する客に対して、「もうそろそろ帰ったらどうですか」ということを暗に示すフレーズではあります。でも、もう少し補足説明が必要だと私は思います。

 

お茶漬け:ふぉと忍者さんの画像をお借りしています

 

<水分が不足しているのか?>

京都人を象徴すると言われる「ぶぶ漬けどうどす~」というフレーズは、「気が利く」ということと深く結びついています。京都では「気が利く」ことは、とても大切なことなのです。

 

先日、こんなことがありました。昼ごはんを食べようとすると、「この家は水分が不足してるのんか?」と父に言われました。私が父のお茶を入れるのを忘れたのです。

 

父は生粋の京都人です。「お茶入れて」とはっきり言わず、お茶を入れることを要求しているのです。

 

この「この家は水分が不足してるのんか?」という表現には、お茶を入れて欲しいことを主張する以外に、もう一つ大事なポイントがあります。

   

「お茶を入れて」と言われないとお茶を入れない私の「気の利かなさ」をやんわり批難しているのです。

 

<気が利く>

父と私の場合は親子なので、「久夢、お茶入れて。ワシのお茶を入れるのを忘れているで」と言っても特に問題ないでしょう。

 

でも、例えばご近所にちょっとした用事で出かけて、思いがけず話が盛り上がり、食事時まで長居してしまったとしましょう。

 

「もうそろそろご飯の時間なので、帰ってもらえますか?」と言うと、角が立つし、言う方も言われた方も気まずく感じるでしょう。

 

そこで、「ぶぶ漬けどうどす~」というフレーズが登場します。「特に食事して行ってもらうほど、何の準備もしておらず『ぶぶ漬け』しかないですが、いかがですか?」という意味です。「食事の時間だけれど、十分にもてなす準備ができていないのです」と長居されて困っている状況を暗に示すのです。

  

言う方はあからさまに「そろそろ帰って下さい」と言わずにすみます。言われる方も「あ!食事の時間も考えず長居してしまった」と気づくことができるのです。

 

<野暮を嫌う>

「もうそろそろご飯の時間なので、帰ってもらえますか?」とハッキリ言った方が良いのか、「ぶぶ漬けどうどす~」のようにほのめかして、お互いに気を利かせるのが良いのか、状況によって変わって来るでしょう。

 

でも、京都人は「気が利く」ことをとても大事にしていて、気が利かない人、はっきり言われないと分からないのは、「野暮」なことだと考える人が多いように思います。

  

京都人の特質のように言われる「ぶぶ漬けどうどす~」ですが、このようにお互いに気を利かせて、気まずい思いをしなくてもすむようにする配慮から来た表現だということを知って欲しいなと思います。

 

村川久夢

     

 

*【エッセイ:ああ、京都人】京都の朝はあっさりのお茶漬けや!

*村川久夢:エッセイ

*村川久夢著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』1章無料公開中

*村川久夢著『大丈夫、きっと乗り越えられる~鬱・夫の死を克服した私からのエール~』

 

 

*----------*

【村川久夢ホームページ】

 

今まで家族のために生きてきたけれど、そろそろ「✨️自分のために生きてみたい✨️」と思っているあなた。

とは言うものの、「どうせ私なんか無理よ。今からでは遅すぎる」「本当にやりたいこと」が何かわからない……。そんなふうに感じていませんか?

この無料メール講座は、「どうせ私には夢なんて見つからない…」

「自分のために生きると言われても、本当にやりたいことがわからない……」

と思っているあなたが、メールのワークにそって、自分の気持ちを書きます。

書くことで、自分自身と静かに向き合いながら、今まで気づかなかった「やりたいこと」や「本当の私」を見つけていきます。

「書くことで本当にやりたいことが見つかりました!」―そんな人が増えています。

講座は、無料でメールアドレスだけで登録できます。いつでも解除OKです。高額な商品やサービスの購入勧誘もありません。安心して下さいね。

メール講座の詳細やご登録は、下記ボタンをクリックして案内ページにお進み下さい。

 

✿村川久夢著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』✿

 

新著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』は、村川久夢が「年だから」「今さら遅いから」など様々な心の制限を外し、他の誰かのためではなく、自分の心が望むことにしたがって生きるようになった軌跡を描きました。私が自分軸で生きられるようになった成長の課程を描いています。      

  *電子書籍(Amazon Kindle「読み放題」に登録されている方は0円でご購読いただけます。一般価格は550円です)下記ボタンよりお申込み下さい。

  *紙の本は、880円(送料180円)です。下記ボタンよりお申込み下さい。

  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA