以前の私の口癖は、「別に」「どうせ」「もうええわ」だったんです(汗)何か嫌なことがあると、無意識に「別に」「どうせ」「もうええわ」と言っていました。
<不愉快なコメント>
嫌な口癖のことで思い出すエピソードがあります。それは夫の命日のことでした。「私の夢は、夫も私も退職したら、飽きるまで外国を旅することだった」と言う趣旨の投稿をしたのです。
すると、「私も夫とかなり外国旅行をしましたよ!ヨーロッパも行ったし!アメリカもニュージーランドも行きました!ご主人が亡くなってしまったのなら、一人で旅すれば良いのです。一人旅もいいものですよ」という内容のコメントがありました。
複雑な気分になりました。「夫に先立たれ、夢だった夫婦外国旅行が果たせなかった」ということを無念に感じていた私には、心ない内容に思えたのです。
一旦投稿したら、どう感じるかはそれぞれの自由。私に表現力や伝達力がないのかと悩みました。コメントされた方の意図はわかりませんでした。
でも、モヤモヤした不愉快な気分でした。
<別に~!どうせ~!もうええわ~!>
私はそのコメントに対して、自分が不愉快に感じたことを書きませんでした。その時、出てきたのですよね、私の嫌な口癖が!「別に~(どうでもええし~)」「どうせ(言っても理解されないし)」「もうええわ~(あんな人)」と無意識に思ったのです。
そのコメントは、「別に、どうせ、もうええわ」なので、「どうでもいい」と思って切り捨てようとしたのです。それが大人の対応なのだと思い込んでいたのでした。
<自分をぞんざいに扱っていた>
でも、違いました。私が「別に、どうせ、もうええわ」と無意識に言って、「どうでもいい」とぞんざいに扱っていたのは、私自身だったのです。
嫌だった。不愉快だった。腹がたった。そんな自分の思いに蓋をして、嫌な思いをしている自分の感情を見て見ぬ振りをしたのです。
切り捨てたのは自分の気持ちだったのです。
今から思うと、コメントを書いた人は、悪気はなかったのだと思います。でも、夫に先立たれ、一緒に外国旅行できなくて無念に思っている私には、心ない言葉に感じたのです。
もし、あの時の私が率直な気持ちを冷静に伝えられたら、気持ちももっと違っていたと思うのです。
少なくとも、「別に、どうせ、もうええわ」と言って、怒りを感じている自分の気持ちを圧し殺して、ストレスを溜め込むこともなかったはずです。
<自分の心を大切に>
幸いなことに、今は嫌な口癖もすっかり影を潜めました。
でも、「別に、どうせ、もうええわ」という口癖が無意識に口に出てきたら、もっともっと自分の心に目を向けて、もっともっと自分の心を大切にします。
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