少女の頃の私は、
典型的な文学少女でした。
その頃、夢中になって読んだのが
『ジェーン・エア』でした。
私が持っているのは、
大久保康雄訳の新潮文庫版ですが、
愛読書で何度も繰り返し読んだので
カバーはすっかり擦り切れボロボロです。
<自分の人生を切り拓く>
『ジェーン・エア』のストーリーは、
貧しい孤児のジェーンが、
家庭教師として雇われたお邸の主人
ロチェスターと恋に落ち、
幾多の困難を超えて結ばれるという
ラブロマンスです。
しかし、『ジェーン・エア』が
少女の私を捉えたのは、
主人公のジェーンが自分の意志で
自分の人生を切り拓いく姿でした。
ドラマチックで感動的な物語なので
何度も映画化・ドラマ化されました。
<英語がトラウマだった>
ある日、1983年にBBCでドラマ化された
『ジェーン・エア』を
見る機会がありました。
ドラマをみて久しぶりに
原作を読んでみる気になりました。
その時に何を思ったか
洋書でも読んでみる気になったのです。
実は当時、私は夫に先立たれ、
鬱が悪化して休職中でした。
私の英語は悲惨でもうボロボロでした。
私が休職に追い込まれた大きな要因に
まともに英語を教えられなくなったことが
あったのです。
当時の私にとって、
英語はちょっとしたトラウマでした。
英語は見るのも聞くのも嫌でしたが、
なぜか『ジェーン・エア』を
洋書でも読んでみる気になりました。
<ジェーン・エア再び>
ざっくりと大体の意味が分かればいい
という程度にベッドに寝そべって
楽しみながら読みました。
この「楽しめる」と言う感じが
良かったのかもしれません。
一章読めると、翻訳で一章読む
というスタイルで
読んだことを覚えています。
洋書で643ページ、
翻訳は上下二巻の物語です。
結局、洋書は読了できませんでしたが、
その時は、洋書をとにかく読んでみようと
思えただけでも嬉しかったのです。
読了できたら
英語へのトラウマが緩和され、
英語を再び学習する意欲が
わいてくるかもしれないと、
当時の私は感じていました。
私は読みながら
主人公のジェーンに力づけられ、
この物語に夢中になっていた頃の
必死で自立しようとしていた
自分を思い出しました。
ジェーンにも昔の自分にも
励まされたのです。
「ジェーン・エア」再びの私でした。
<自分の人生を自分で切り拓く>
少女の頃にも、
そして社会人となって鬱を患い、
夫と死別し、職を失い、
ボロボロだった時にも、
そして自分の信じた道を
進むようになった今も
『ジェーン・エア』は
私を励ましてくれるのです。
それはどんな困難にも屈せず、
自分の人生を自分で切り拓く
ジェーン・エアの姿が
私に憧れであり理想であることを
思い出させてくれるからです。
50代も半ばを過ぎて
自分の道を独力で歩くようになった今、
自分で自分の人生を切り拓くことの
尊さを実感するようになったからです。
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