今日は春分の日。一年のなかで昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。春の訪れを象徴する日とも言われています。
また、仏教においても、春分の日を中日とした前後3日間がお彼岸で、あの世とこの世がもっとも近づく時期とされています。この期間にはお墓参りに行ったり、仏壇にお供えをしたりしますね。
これからだんだん昼間の時間が長くなり、春の盛を迎えます。春がつらかった頃の私に教えてあげたいことを書いたブログです。

<春の陽気がつらかった>
うつ病を発症して急性期が過ぎたのは、桜の開花予想が報道され始めた頃でした。世の中が春の訪れに浮き立つなかで、私はどこか追い詰められるような気持ちでした。
桜が満開になると、沸き立つ周囲の雰囲気についていけない自分が、責められているような気分だったのです。
「部屋にこもってばかりはダメだよ」と友だち一家がお花見を兼ねたドライブに連れて行ってくれたことがありました。
「元気になった」と思いたい一心で、友だち一家とドライブにでかけました。でも、私は途中で激しい頭痛に見舞われて、友だちに迷惑をかけてしまったのです。
私はそれ以来、ますます部屋に引きこもるようになってしまいました。

<玄関先で育てたパンジーが私の春だった>
でも、ありがたいことに治療をつづけると少しずつよくなり、土いじりをしたくなったのです。夫に頼んでパンジーやビオラの苗を買ってきてもらって、玄関先の僅かな地面に植えました。
誰に見せるわけでもないのに咲いた花の写真を撮って、やっと春を楽しむことができるようになったのでした。
満開の桜は美しい。親しい人とその美しさを楽しむのは春の醍醐味です。
でも、玄関先の僅かな土で咲いたパンジーやビオラから自然を感じることが、私を癒やしてくれました。ささやかな私の春の楽しみ方だったのです。

<自分の春を自分のスタイルで楽しむ>
春分は自然を慈しむという意味を持つ日。お墓参りに行ったり、休日を利用して、春の行楽に出かけたりする人も多いですね。
でも、春の楽しみ方は人それぞれ。もし、春の陽気をつらいと感じるなら、無理に世間の雰囲気に合わせる必要はありません。
春がつらかった、特に満開の桜がつらかったあの頃の私にも、それを教えてあげたいです。
もし、あなたが春の陽気をつらいと感じているなら、「春の楽しみ方は人それぞれ。だから自分の春を自分のスタイルで楽しめば良いよ」と教えてあげて下さいね。

あなたらしく自然を慈しんで、あなたの春の楽しみ方を見つけてみませんか?

(「自然を慈しむ春分の日––自分のスタイルで春を楽しもう」京都在住セラピスト作家;村川久夢)

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