
「心を休めるのは難しい!」とよく思います。「もっと頑張れない私って、なんてダメな人間なんだろう」と焦ったり、自分を責めたりして、なかなか上手に心を休められないのですよね。今日は、焦りや罪悪感から心を自由にする、魔法のことばについてお話します。
<頑張りすぎて・・・>
私は教師だった頃、頑張りすぎて、鬱を患ったことがあります。鬱で休職していた時、死んだように朝も昼も夜も眠っていました。相当疲れていたのだと思います。
休養をとって、身体の疲れが少し回復すると、休んでいる罪悪感や、復職する自信が持てない焦りに、苦しむようになりました。それでは鬱が回復しようもないですよね。

<寝たかったらいくら寝てもかまわない>
紆余曲折あって、私は教師を辞めました。退職すると、ホッとしたのか、また一日中眠る生活に逆戻りしました。
その時、私は50歳で父は83歳でしたが、高齢の父が私の面倒を看てくれました。当時の私は昼間寝ていて、深夜に起き出して、父が買っておいてくれた物をガツガツ食べて、片付けもしないで、また寝室に戻るというありさまだったのです。
本当に申し訳なくて、父に「ごめんな、お父ちゃん」と謝ると、父は「寝たかったら、なんぼ寝てもかまへんで。欲しいものがあったら、何でも言いや」と穏やかに言うだけでした。
父は一言も非難がましいことを言うことなく、適度な距離を置いて、私を見守ってくれました。そんな生活がしばらく続きましたが、私は少しずつ焦りや罪悪感から離れることができたのでした。

<心と身体は結びついている>
少しずつ心を休められるようになると、私は何かをしようという気持ちになりました。
趣味のかぎ針編みに熱中したり、ヨガ教室に通ったりするようになりました。ヨガ教室に通って、身体が元気になると、いろいろなことをしようという意欲も高まりました。
私はゆっくりですが、心身ともに元気になって行きました。

<罪悪感や焦りから自分を自由に>
激鬱で自責の念や焦りに苦しんでいた時、「寝たかったら、なんぼ寝てもかまへんで。欲しいものがあったら、何でも言いや」と父が言ってくれたことが忘れられません。
今は、鬱も寛解して、元気にしていますが、時には心身が疲れて、焦りや罪悪感を抱くこともあります。
そんな時は、私が私自身に「寝たかったら、なんぼ寝てもかまへんで。今はそれでいいんやで」と言ってあげるようにしています。

「そんな呑気なことを言ってられないわ!」と思いましたか?
でもね、心が悲鳴をあげているのに、自分に鞭打って頑張っても、いい結果は生まれませんよね。私は無理を重ねて鬱になってしまいました。真面目で熱心な人ほど、なかなか心を休められないのです。
だから、心が「休みたいよ~」と言っているときは、心の声をキャッチして、「休みたかったらいくら休んでもいいよ。今はそれでいいんだよ」と言う魔法のことばでで自分をいたわり、焦りや罪悪感から自分を自由にしてあげて下さいね。

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