今は鬱も寛解して元気にしていますが、時々、鬱っぽくなることがあります。そんな時の鬱のしのぎ方をお話しますね。
<自分を責める気持ちがつらかった>
鬱がひどかった頃、「寝てばかりいて私は怠けている」「人は働いているのに私は家でダラダラしている」とずいぶん自分を責めていました。鬱そのものより、自分を責める気持ちの方がつらいくらいでした。
<上手な鬱のしのぎ方>
でもね、鬱とのつき合いも長くなったので、鬱のしのぎ方も上手になりました(笑)まず、鬱っぽくて、身体がだるく、寝てばかりの時など、昔だったら自分を責めて苦しみました。でも、今は、
「あ! 鬱だ! これはみんな鬱のせいだ!」
と何もかも自分のせいではなく、鬱のせいにするのです。実際、鬱のせいでつらいのです。この考え方は、案外、効果があるのです。
<被害妄想や疑心暗鬼>
また、昔は自分が鬱を患っていることについて、人が自分の悪口を言っているように感じて、被害妄想や疑心暗鬼にも苦しみました。
被害妄想や疑心暗鬼がつらいことを主治医に話すと、
「鬱の時に心に浮かぶネガティブな考えは100%事実と違っている」
と主治医に言われて、ほっとしたことがありました。被害妄想や疑心暗鬼も鬱がそう思わせているのです。
<家事ができない時>
それから、鬱でしんどかったり、身体がだるかったりすると、家事ができないこともつらかったです。そんな時は、
「今の体力や意欲のレベルでもできることだけをする」
それを心がけています。例えば、キッチンに洗っていない食器が山積みになっていても、とりあえず、差し迫って必要な食器だけ洗って使えばいいのです。
ムリは禁物! 自分を責めるのはもっと禁物です!
鬱がひどかった頃、こんなやり過ごし方を知っていたら、きっともっと楽だったと思います。今、鬱がつらいあなた。この鬱のしのぎ方を参考になさって下さいね。くれぐれもご自分を責めないで下さい。
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