負けることで初めて自分の弱点と向き合える

自分と向き合う

 

人は負けることで、初めて自分と向き合えます。負けや失敗を生かして、成長することについて書いたブログです。

 

<負けを生かす極意>

今、野村克也さんの『負けを生かす極意』という本を読んでいます。読みはじめから、「なるほどな~」と深く納得することが書かれています。少し長いですが、引用しますね。

 

 

 

 

 

【人間は悲しいかな、失敗や負けを経験して初めて自分の間違いやいたらなさに気づく。 壁にぶつかって、にっちもさっちもいかなくなって、ようやく弱点や短所を真剣に克服しよ うという気が起きる。

 

逆に言えば、失敗しなければ、あるいは負けなければ、なかなか 反省しようという気には ならないし、どうにもならない状況に追い込まれなければ、弱点や短所と向き合おうとし ない。

 

失敗し、 負けたからこそ、「何が足りなかったのか」と疑問を抱き、修正しようと考える。 気合いや根性などの精神論だけでは乗り越えられない壁にぶつかるからこそ、知恵を絞り、「こうすればうまくいくのではないか」と試行錯誤するなかで、人間は本当の実力を身に つけていく】(野村 克也著『負けを生かす極意 (SB新書) 』より)

 

 

 

 

<負けを活かす>

100%負けない方法はあります。闘わなかったら、負けることはありません。でも、闘わなかったら、成長もないのです。

 

野村克也さんのような偉大な選手で監督のことばのあとに、自分のことを書くのはおこがましいですが、上記の野村克也さんのことばを実感することがあります。

 

私は昨年の9月から、小説投稿サイトの毎月2回あるコンテストに応募して、連続で落選しています。正直、凹みますが、落選し続けることで、自分の小説の弱点や短所と真剣に向き合うようになりました。

 

落選、つまり、負けに直面して、私は自分の小説の構成の甘さ、起承転結のメリハリのなさ、ストーリーの凡庸さを痛感しました。

 

それを改善するために、面白いと感じる小説やドラマをメモしながら読んだり見たりするようになり、テーマや主人公のキャラクター、ストーリーの展開を書いた制作ノートを作ったりして、試行錯誤するようになりました。

 

まだ、コンテストに入賞したわけではありませんが、小説全体の起承転結、各話のメリハリが改善され、編集者に「小説のコツをしっかり掴んだように感じます。今作(試行錯誤した小説)、かなりの出来栄えです」と評価してもらいました。

 

落選という負けを経験しなかったら、「私は文章が上手い」と井の中の蛙になっていて、自分を客観視できず、成長できなかったでしょう。

 

野球や小説だけでなく、人は負けることで自分の弱点と向き合い、それを改善するために試行錯誤を続け、成長するのだと痛感しています。

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

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