【罪悪感を捨てる】死んだように眠る

 

あなたは眠ることに罪悪感を覚えたことはありませんか? 眠ること、特に人が一般的に働いている時間に眠ることに、強い罪悪感を抱いている人は、多いのではないでしょうか?今日は「眠ることへの罪悪感を捨てること」について考えたいと思います。

   

<朝も昼も晩も眠っていた

私が鬱を発病し長期休暇を取った時、私は死んだように昏々と眠り続けました。眠っても眠っても眠く、食事もせず、トイレへも行かず、朝も昼も晩も眠っていました。身も心もボロボロになっていたのでしょう。

 

 

その頃、「鬱は心の風邪」と言われていました。でも、鬱は風邪のように簡単に治ってくれませんでした。1ヶ月の長期休暇が過ぎても、私の鬱はなかなか良くなりませんでした。一日中、ウトウト眠ってばかりいる自分にジリジリ焦りと苛立ちを感じていました。

 

<罪悪感に押しつぶされそうだった

結局、長期休暇が切れた後は、1年間休職することになりました。休職中は復職に向けて、ジタバタと何かしていないと休んでいる罪悪感に押しつぶされそうでした。

 

 

でも、今振り返ると、あの頃の私に必要だったことは、何も考えずに眠って心から休息することだったと思います。

 

<死んだように眠る>

作家の瀬戸内寂聴さんは、「眠り」について下記のように仰っています。「夜の熟睡を『死んだように眠る』とたとえるのは、適切な表現かもしれません。人は夜、眠りの中に死んで、朝目を覚ます時は死から甦るのだと考えられるからです。『日々これ新たなり』すね」

 

鬱を患ってボロボロだった私は、朝も昼も夜も一日中眠っていました。でも、あの頃の私は、まさしく眠りの中に死んで、鬱という死から甦る時に備えていたのです。

 

眠ることへの罪悪感など捨て去り、死に例えることが出来るほど何もかも忘れて眠り、そうして初めて私は鬱の闇から抜け出すことができたのです。

 

<明日チャレンジするための休息>

私が鬱を患ったのも、もとを正せば、十分な休養、睡眠を取らず、無理を押して働き続けたからです。心身が悲鳴をあげていても、「働かねばならない」という「ねばならない思考」に支配されていたからです。

 

 

インナーチャイルドカードの「眠れる森の美女」のカードには、こんな意味があります。「短い死とも言える夜毎の眠りは、昨日の失敗を忘れ、明日チャレンジするために休息するチャンスの時であることを忘れないで下さい」この言葉を、眠ることに罪悪感を覚えるあなたへ贈る言葉にしたいと思います。

 

 

心身の状態が悪く、睡眠が必要な時は、罪悪感を捨てて、しっかり眠って休養しましょう。

 

 

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