【作家的読書法】いい小説を書くために

私の筑摩書房文学全集

 

好き嫌いは横において、明治以降の作品を雑多に読んでいます。自分の小説執筆に活かすためなんです。私の作家的読書法を紹介します。

 

昨年、8月から集中的に小説を書き始めました。私の小説は淡々としすぎていて、ストーリーに起伏が乏しいことが、現在の改善点なんですね。

 

そこで、韓国ドラマの作家的視聴と合わせて行っているのは、好き嫌いはちょっと横において、明治以降の作品を雑多に読んでいます。下記は、最近読んだ小説と現在読書中の小説です。

 

夏目漱石『吾輩は猫である』、幸田文『おとうと』、吉橋通夫『なまくら』、田辺聖子『田辺聖子の小倉百人一首』、山村美紗『花の棺』、芝木好子『面影』、谷崎潤一郎『芦刈』、山本周五郎『赤ひげ診療譚』、宮尾登美子『序の舞』

 

昔買った文学全集が役立っています

 

ただ楽しみのために読むのではなく、いくつかのポイントにそって、メモしながら読んでいます。

 

 

<私の作家的読書法>

 

1)まず、私の小説の改善点であるストーリーの展開について注目しています。面白いと思ったストーリーの展開は制作ノートに書き出して、自分の小説に活かせるようにしています。

 

2)気に入ったセリフはページ数を記して書き出します。電子書籍の場合はアンダーラインをします。やはり自分の小説で活かすためです。

 

3)文体も注意して読んでいます。頭にすっと入ってくる、情景が鮮やかに浮かぶと思った文章は、なぜなのかを考えます。

 

4)私は京都を舞台にした小説を書くことが多いので、京都を舞台にした小説で、京都がどのように描かれているかも注意して読んでいます。

 

 

 

 

二編江戸時代の京都を舞台にした時代小説を書きました。どちらも約八千字、10分少々で読める短編ですが、上記のことを参考にして書いたので、執筆するまでに時間がかかりました。でも、ストーリーのメリハリの弱さがずいぶん改善されました。

 

 

『心を癒やす仮面さんのお茶』

時は江戸天保年間、豪商の一人娘・りんは、あることから、気鬱を患ってしまう。医者の薬も鍼灸も加持祈祷も効果がない。その時、父・善兵衛は、長屋に住む「仮面さん」と呼ばれる男のお茶が、体に良いと聞く。すぐに仮面さんを呼んで、りんの看病に当たらせると……。

 

 

 

 

『人形に生きた男と女~龍次とるり~』

江戸文政年間の京都。女であること自体で制約が多かった江戸時代、人形作りの世界で自由に生きようとしたるり。るりとぶつかり合いながら、るりの才能や情熱をだれより認め理解している龍次。貧しさ、病、孤独に見舞われながらも、愛し合う龍次とるりを描きました。

 

 

 

 

以上、私の作家的読書法をご紹介しました。

 

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

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