朗読は自分の心の声に耳を傾ける貴重な方法～朗読を感じる勉強会～

「朗読を感じる勉強会」に初めて参加しました。文字を人の声で朗読すると、気持ちがより良く、より深く、人に伝わるのだと実感しました。そして、何より、朗読は自分の心の声に耳を傾ける貴重な方法なのだと感じました。

＜音声があればより良く伝わる＞

私の主な活動は、毎日のブログ、週１回のメルマガ、著書と主に文字を使って、自分の考えや気持ちを伝えています。

最近、文字だけでなく、音声や画像があれば、より良く情報が伝わることを感じるようになっていました。

そんな時、偶然にも「朗読を感じる勉強会」に誘って頂いたのです。不思議なほどワクワクする気持ちになって、「朗読を感じる勉強会」に参加を申し込みました。

＜初めての朗読＞

「朗読を感じる勉強会」は、上手に朗読するための指導や勉強ではなく、朗読することで心に浮かんだことや感じたことを、ことばにして発表することを大切にされていました。

また、朗読の聞き手も、朗読を聞いて感じたことを書き表しました。

私は自分の掌編小説「自分を大切にできないあなたへ」を朗読しました。初参加だったこともあって、読み方、文節、間のとり方等に気をとられてしまいました。

「持参した文章が長すぎないか？」「聞いている人が飽きていないか？」と言うことも気になって、自分が朗読することで「感じること」に心が向けられませんでした。

＜人の声で朗読するとより深く伝わる＞

自分の朗読を終えて、聞く側になった時、「文字を人の声で朗読するとより深く伝わるんだな～」と実感しました。

情報として、頭に入ると言う感じではなく、文字が人の声で朗読され、心に伝わって来ると言う印象を強く受けました。

優しく穏やかな声、低音で深く響く声、親しみやすい声、文字が声で表現されると、こんなにも印象が違うのだと驚きを感じました。

＜交流～頂いたコメント～＞

参加者全員の朗読が終わると、聞き手が書いたコメントを発表し、コメントをもらった朗読者が、コメントをもらった感想を発表する交流の時間がありました。

頂いた感想を紹介します（掲載許可を頂いています）

【頂いたコメント】

＊自分を感じて動くこと、自身にどうしたいのかを問うことが、とても大切なことだと、力強く伝わってきました。「生きる」ことに対するエネルギーを感じました（T様）

＊暗闇に光が差し込み、見える景色がどんどん明るい世界へと移り変わる様子、その展開にハッとさせられる感じを受けました。「逃げる」私が目に光りをたたえ、丁寧に自分と向き合い、光輝く私へと変化して行く過程にドキドキというか、高揚感を感じます。（I様）

＊自分を大切にできないあなたへ」という題名を読んで下さった瞬間から、優しさや深い思いやりが伝わってきて、自分自身に語りかけて下さっているように感じました。鬱という先の見えない辛い状況であっても、ほんの少しの変化に自分自身の気づきがあることに気づくことの大切さ、自分を大切にするということがそんなに難しいことではなく、そんなささいなことでさえ忘れかけていたんだと思わせてくれる、気持ちを楽にしてくれる内容にも、とても癒やされました。ありがとうございます。（M様）

＊マイセンテンス「身近なメイクが心をメイクする」

家内が入院中の病院で化粧のケアを受け写真を撮ってもらって喜んでいた。福島の原発からの被災者にも化粧のボランティアケアをして喜ばれていたことを思い出した。女性は化粧があってイイヨナーという感じです。村川さんも化粧でよかったですね。しっかりした素敵なお声です。（C様）

私の朗読へコメントを頂いて、率直に嬉しかったです。

初めてのこともあって、私が朗読した時、私の気持ちは外側ばかり気にしていて、自分の気持ちや心の声を聞けていたとは言えなかったのですが、温かいコメントを頂いて、ホッとしました。

目の前にいる方に、自分の掌編小説を自分で朗読して聞いてもらい、すぐにコメントを頂けることは、本当に貴重な機会だと思いました。