【家事ストレス】家事ができない罪悪感に悩むあなたへ

 

鬱が酷かった頃、私は家事が出来ないことに強い罪悪感を抱いていました。私は昭和生まれで「家事は女がすべき」と言う風潮が大変強い中で育ちました。本ブログでは、家事ができない罪悪感に悩むあなたと一緒に、家事ストレスについて考えたいと思います。

 

<ひたすら食事用意をする日々>

家事ストレスを考えると、最初の緊急事態宣言時のことが思い出されます。世の中では、夫が在宅勤務になり、子どもの学校も休校になって、家族がずっと一緒に過ごす時間が増えました。

  

あの頃、知人女性の多くが「朝ごはんの用意をしたと思ったら、片付け。片付けたと思ったら、昼ごはん。片付けたと思ったら、晩ごはんと片付け。ただひたすら食事を作る毎日!本当にストレス溜まる!」と嘆いていました。

  

 

<なぜ彼女一人でするの?>

食事の準備と片付けに追われる知人の話を聞いた時、疑問を感じました。なぜ、家族みんなが家にいるのに、彼女一人が食事の準備をして、片付けもしているのでしょう?なぜ、それが当たり前になっているのでしょう?

 

  

 

「お弁当を買うとか、片付けは他の家族がするとか、自分が使った食器は自分で洗うとか、話し合えないものか?」と思った一方で、世の中にはまだまだ「家事は女性がすべき」と言う意識が根強いことを感じました。

   

 <家事は女性がすべき>

私は、保守的で男尊女卑傾向の強い母に厳しく躾けられて育ちました。当然、「家事は女性がすべき」と言う考え方が、空気を吸うように私の思考に浸透してしまいました。

 

また、「女は、男の身の回りの世話をすべき」と母は考え、父と弟の世話は母が全てしていました。

 

父や弟が家事を手伝うなどありえないことでした。食事は母が万全に準備して、煮魚などがオカズの場合は、母が父と弟の煮魚の骨を全部取り除いていました。父と弟は、食卓に向かって、箸を持てば良いだけになっていたのです。

 

当時のわが家では、それが普通で、母は近所で「良い奥さん」「賢いお母さん」と言われていました。

   

<古い意識に苦しむ>

私は、そんな母に強い反発を感じていました。結婚すると夫も私もフルタイムで働いていたこともあって、家事は夫と分担していました。

 

ところがです!鬱になって家事が出来なくなると、家事が出来ない負い目や罪悪感に強烈に悩むことになったのでした。「家事は女性がすべき」と言う意識が私の中に根強く残っていたのでした。

 

 

私が昭和生まれで、保守的な家庭で育ったせいだと思っていましたが、若い世代でも「家事は女性がすべき」と言う意識に苦しめられている人が多いように感じます。

 

 <自分を責める>

「家事は女性がすべき」と固く考えて、「良い妻、賢いお母さん」と言われていた私の母は、60代になった頃、パーキンソン病を患い、病状が進んでからは、家事はもちろんのこと、自分自身の身の回りのことも出来なくなりました。

 

母は病気自体にも苦しんでいましたが、「家事は女性がすべき」なのに、出来なくなった自分を責めて苦しんでいたのです。

 

 

 

 

父は、母が病に倒れると、自分のパンツがどこにあるのかすらわからない状態でした。

 

<今なにが出来るかを考える>

「家事は女性がすべき」と言う風潮について考えながら、幸せに生きるためには、男性も女性も日常生活で自分の身の回りのことができることが大事だと強く感じました。

 

  

私は「家事は女性がすべき」と言う意識を捨てて、何らかの事情で家事に支障をきたした時、家族と一緒にそれぞれが「今なにをできるか?」と言う考え方をすることができるようになると、とても楽になりました。

  

 

 

 自分の身の回りのことは、自分で出来るようになることが大事ですよね。「~がすべき」「~の役割」のように考えるべきではないと思います。何かの事情で家事が出来ない時は、家族で話し合って、それぞれが「今、何ができるか?」を考えることが大切ですよね。

 

 

家事が出来ないことで、自分に存在価値がないかのように、自分を責めるのは、絶対にやめたいですね。

 

  

作家:村川久夢(むらかわくむ)

  

 

 

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