【ソードの3】今を乗り切る考え方~違う角度で捉えよう~

タロット「ソードの3」

 

タロットの「ソードの3」のカードをご存知ですか?私はこのカードを見ると、思い出す印象的なエピソードがあるのです。このカードから、新年度の不安をいかに乗り切るかを考えたエピソードなんです。新年度の不安をどのように乗り切るかを、私と一緒に考えましょう。

 

<新年度に厳しい状況を示すカードが>

 

上の写真はタロットの「ソードの3」です。ハートに3本の剣がぐさりと刺さっている絵が描かれているのです。ショッキングな印象を受けるカードなんです。

 

以前、タロット講座に参加したことがあり、実践練習をした時、ペアで相談者役になった人が「ソードの3」を引かれたのです。

   

相談者役の人は、新年度を迎え、新しい職場に就ついて一人暮らしを始められたばかりでした。「ソードの3」にはショッキングな絵が描かれているので、鑑定師役の私は正直、ドキッとしました。

 

でも、相談者のお話をじっくり聞いて、カードの絵をじっと見つめていると、3本の剣が、「職場に適応しなければならない」「失敗してはいけない」「自立しなければならない」という鋭い剣であるように感じられたのです。

 

カードには灰色の雲が垂れ込め、雨が降っている様子が描かれています。相談者の厳しい状況を象徴しているように感じました。

 

<剣を指したのは誰か?>

でもその時、救いに感じたことは、赤い情熱的なハートでした。

 

新年度の生活に向けて熱意も意欲も元気もあるのです。この熱意溢れるハートに刺さった剣を抜けば、ハートはもっとイキイキと活躍できるのです。

 

その時同時に「誰がこの剣を刺したのだろう?」という疑問が浮かびました。剣を刺したのは、他でもない相談者であると私は感じたのです。

 

<ハートに刺さった3本の剣を3つの戦略に>

この剣を刺したのが自分だと気がつけば、自分で剣を抜いて有効に使うことができます。ソードは、「理性」「思考」「戦略」や「客観性」「論理性」などを象徴しています。剣は相談者の有力な武器でもあるのです。

 

「職場に適応しなければならない」という剣は、「職場に適応するためどんな戦略を立てるか」つまり「戦略」という剣に変えられます。

 

「失敗してはいけない」という剣は、「100%の失敗はないのだ。仮に失敗しても失敗の中から成功要素を見出す理性を持っているのだ」つまり「理性」という剣に変えられるのです。

 

「自立しなければならない」という剣は、「自立するために何が必要かを考える」「思考」という剣に変えられます。

 

剣に対する私の見方を伝えると、相談者役の方は、大変ほっとした表情をされたのでした。

 

このエピソードは、「ネガティブに見える状況に隠れているポジティブな要素に気づくこと」その大切さを教えてくれました。

 

鳥タロットの「ソードの3」

 

 

<隠れている希望を見つける>

新年度が始まり、もしかするとあなたの心にも、不安の剣が刺さっているかも知れませんね。

 

でも、ご紹介したエピソードのように、物の見方を少し違う角度から捉えてみると、ネガティブに見える状況の中に希望が隠れていることに気づかれるはずです。

 

ロシアのウクライナ侵攻、コロナウイルス等で先が見えない中で迎えた新年度は、しんどい時期ではないでしょうか?

 

でも、そんな時こそ、自分の軸をしっかり保って、ネガティブな現象の陰に隠れている小さな希望、今できることを見つけて、この状況を乗り切りたいですね。

 

 

 

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