収納スペースを片付けた時、そこを占拠しているのが、大量の夫の遺品だと気がつきました。収納スペースにある雑多な夫の遺品を処分しながら、「遺品は所有者がどのように生きたかを表すのだな」と痛感したのです。遺品整理でリアルに自分の死を思った経験をお話します。
<置いといて>
玄関の収納スペースを片付けた時、そこを占拠していたのは、大量の夫の遺品でした。夫がお中元にもらったビールセットを収納したまま忘れているのを見つけました。包装も解かないままでした。
その他にも、展示会でディスプレイとして使われていた陶器製の合掌造りの住宅模型、結婚式の引き出物としてもらって来たカトラリーセット、ペアカップ。夫の車専用のハンガーもありました。車自体は既に廃車になっているのに。
その時、夫が亡くなって8年過ぎていました。もらって来た本人は黄泉の国に旅立ち、物はこの世に残されているのです。
「置いといて」と言うのが夫の口癖でした。処分に迷うと自分の目につかない所にとりあえず「置いといて」でした。
<私が死んだ時は誰が遺品整理するのか?>
自分の物を処分するのは、まだ比較的容易です。でも人の物、特に亡くなった人の物を処分するのは、とても大変なことなんです。
尋ねることができないし、処分するのは忍びないけれど、持ち続けるのも不便だし・・・。故人を思いながら、判断に迷うのは辛いものです。
夫を恨めしく思いながら、片付けをしていて、「私の時は誰が片付けるのかな?」と思いました。
私たち夫婦はたまたま私が残りました。でも私もいつか死ぬのです。「私が死んだ時には、誰が片付けてくれるのかな?」大きなクエスチョンマークが頭に浮かびました。
そして思いました。できるだけ物は少なく持とう。使わない物は、面倒でも自分で判断して処分しよう。不要な物は買わないでおこう。好きな物をどんどん使おう。
<死に様がどう生きたかを映し出す>
生きている間は毎日毎日、判断を問われることの連続です。判断を回避すると物事はどんどん滞ってしまうのです。どのように物を持つかも判断を問われることの一つです。
「どのように物を持つかも判断は自分でしよう!」と痛感しました。
玄関の収納スペースにあった雑多な夫の遺品を処分して、リアルに自分の死を思いました。そして、死に様がどう生きたかを映し出すのだとも強く思ったのでした。
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