昔の私は「ねばならない人間」でした。そのためか些細なことでも罪悪感(特に家事ができない罪悪感)を抱いていました。罪悪感に苛まれるのは辛いですよね。
でも、そんな私でしたが、今では罪悪感と上手くつきあえるようになりました。そのキッカケは「できた!」という小さな喜びを重ねることだったのです。
<生きる意味がわからなかった日々>
私は鬱に苦しんだことがあります。鬱が酷かった頃の私は「できた!」と実感できることが全くと言っていいほどありませんでした。罪悪感に苦しめられ「私なんて生きる値打ちがない!」とさえ感じていたのです。
一日は罪悪感から始まりました。夜眠れないので朝に起きられないのです。目が覚めても、ダルくてベッドから出られません。歯を磨いて顔を洗うのに一苦労します。パジャマから服に着替えられず、一日パジャマ姿でした。
もちろん仕事には行けず、家事も出来ず、夕食時間が迫ると食事が作れない罪悪感に苛まれました。ところが深夜になると何故か目が冴えて、今度はどんなに睡眠剤を飲んでも眠れないのです。そして、夜が明ける頃にやっと眠くなるのです。
罪悪感に苛まれる苦しい日が続きました。
<最初の「できた!」>
そんな私が泥沼のような鬱状態から立ち直れたキッカケは、夜眠って朝起きることが「できた!」ことでした。健康な人なら当たり前のことですが、鬱で典型的な昼夜逆転生活に陥っていた私には、夜眠れて朝起きられたことは、非常に大きな「できた!」だったのです!
それ以来、少しずつ小さな「できた!」を積み重ねました。今日は顔を洗えた。パジャマから服に着替えられた。空を見られた。スーパーまでお惣菜を買いに行けた。「え?それが『できた!』なの?」って感じですよね?
でも、小さな「できた!」を積み重ねると、罪悪感で真っ暗だった生活にも、小さな灯がともり始めたように感じました。
<「できた!」を積み重ねる>
鬱でできなくなったことを数えて、罪悪感に悩むより、どんなに些細なことでも今できることをしようと思えるようになったのでした。
昨日出来なかったことを、今日は「できた!」、こういう小さな「できた!」を積み重ねることで、私は少しずつ罪悪感から解放されたのでした。
<罪悪感と上手につきあうための秘訣>
今は鬱も寛解して元気に生活しています。でも、今でも時々、家事ができない時や仕事を先延ばしにしている時など、罪悪感に囚われることがあります。
そんな時は、「罪悪感を抱いてもしんどいだけ。状況は何も変化しない。それなら、今の意欲のレベルでできることを探してやろう」と考えるようになりました。
罪悪感に陥った時は、「どんなに罪悪感を抱いて自分を責めても何も状況は変わらない」と自覚し、どんなに小さなことでもいいから、今できることを実際にやってみることです。それが罪悪感と上手につきあうための秘訣です。
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