【昼夜逆転の直し方】私を昼夜逆転から立ち直らせた主治医の言葉

自宅から見た朝日

 

あなたは睡眠のリズムを崩して、昼夜逆転に陥ったことがありますか?私は鬱を発病して、休職するとすぐに、昼夜逆転に陥ってしまい、長い間、睡眠障害に悩みました。このブログでは、その時、私がどのようにして昼夜逆転から立ち直ったかをお話したいと思います。

 

<起きたらすぐに日が沈むような生活はだめだよ>

現在の主治医であるクリニックの院長先生には2008年から診て頂いています。当時の私は午後3時頃に起き出して、朝日が昇る頃に寝ると言う、典型的な昼夜逆転に悩んでいました。鬱を発病してから4年が経過していました。

   

   

初めて主治医の診察を受けた時、「久夢さん、起きたらすぐに日が沈むような生活は駄目だよ」 と穏やかに、でもはっきり言われました。

  

そして 「日を浴びるといいよ、特に朝日を浴びるといいよ」とアドバイスして下さいました。そして、狂った体内時計の調整に効果的な薬を処方して下さいました。

    

<昼夜逆転を治そうと決意>

昼夜逆転を経験されたことがある方は、ご存知だと思いますが、昼夜逆転は本当にしんどいです。また、一旦狂った睡眠のリズムを治すのは、本当に大変なんです。当時の私は、昼夜逆転からなかなか抜け出せず悩んでいたのでした。

 

私は今度こそ昼夜逆転を治そうと決意しました。「このアドバイスを守ったら治る!」と直感的に感じました。

 

<時間をかけて睡眠のリズムを作る>

それ以来、とにかく目が覚めたら、朝と呼びにくい時間でも、寝ぼけていても、少々気分が悪くても、起きたらまず庭に出て日の光を浴びるようにしました。

 

最初の頃はパジャマを着たまま、顔も洗わず、朦朧としながら、庭にでました。そして、庭の花に水をやり、花殻を摘んだり、草引きをするようになったのでした。

  

薬のおかげか日光のおかげか、少しずつ早く起きられるようになりました。2ヶ月ほど経つと、7時半ごろには起きられるようになったのでした。

   

それからは、起きたらまず、パジャマを着がえるようにしました。昼夜逆転を直そうと決意する以前は、一日中パジャマを着たままのこともしばしばあったのです。なので、それからは起床すると、洗面、朝食、服薬、庭に出て日光を浴び、植物の世話をするというリズムを掴みました。

 

昼夜逆転から抜け出しつつあることが、とてもうれしく感じたのでした。

 

 

<アドバイスや薬、もう一つの大事なこと>

4年近く悩んだ昼夜逆転が改善されると、私は見違えるように元気になりました。私はずっと主治医のアドバイスのおかげだと思っていました。もちろん主治医の適切な診断とアドバイスがあったから、良くなったのですが、実は大事なことがもう一つあったことに気づいたのです。

 

主治医のアドバイス以前の私は、昼夜逆転が直らないことに疲れて、もう昼夜逆転は治らないと諦めていました。昼夜逆転が直らないことを、鬱のせいにして、言い訳ばかりしていたのです。治そうと言う気持ちを失っていたのです。

 

 

なので、主治医から「そんな生活は、駄目だよ」とはっきり言われた時、自分の病気なのに、自分で治そうとしない自分を本当に恥ずかしく思いました。

 

それまでは受身で、「お医者さんに昼夜逆転を治してもらおう」と思っていた私が、「昼夜逆転を治そう!」という意欲を取り戻したのです。

 

 

 

「昼夜逆転を直す」と私自身が主体的にならなかったら、どんな名医でも、どんな名薬でも効かないと思うのです。

 

<主体的になれたから>

自分一人で抱え込めという意味では全くありません。「治らない」と諦めたり、病気を言い訳にしていた私が、主治医の適切な処方とアドバイスで、「今度こそ昼夜逆転を直したい」と主体的になれたことで、昼夜逆転を克服できた経験を伝えたいと思ったのです。

  

昼夜逆転を直すことを諦めたり、昼夜逆転していることを言い訳せず、自分自身が「時間がかかっても昼夜逆転を直すのだ」と腹をすえることなのです。そしてまた、信頼できる医師の診察を受け、必要な時には薬の助けを借りることも大事だと私は思います。

 

作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

 

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