わがままで周りを振り回してしまう
友だちがいます。
困った面はあるけれど
不思議に気が合うので
つきあっていますが、
時々悩んでしまうことがあります。
＜悪気のないわがまま＞
先日も彼女のわがままで嫌な思いをして
彼女に腹を立てました。
二人で無料の編物教室に
行った時のことです。
編物教室は１枠45分の個人指導です。
13時から彼女のレッスンで、
私は13時45分からのレッスンでした。
手芸品店の一角に長机とイスがあって、
そこで先生に教えてもらうのです。
私は編物経験があるので、
彼女が教えてもらっている間
自分の作品を編んで待っていました。
彼女は編物初心者なので
手取り足取りで教えてもらっていました。
彼女が初心者だったので
彼女も先生も必死で彼女の時間が
終わっていることに
気がつかない様子でした。
私は独力で編めないわけではないので、
時間が来ても黙っていました。
彼女は私の時間が終わっても
まだ先生に教えてもらっていて、
他の受講者が来て初めて
自分の時間がとっくに過ぎていることに
気づいたのでした。
＜気を使う相手は？＞
レッスンが終わった後、
手芸品店のフリースペースで
お互いに自分の作品を編んでいました。
彼女は自分が上手く編めないことを
嘆きながらも
「上手になりたいので練習する」
と張り切っていました。
「編物の先生、
私のこと不器用やと思われたかしら？
気になるわ～！」
と彼女が言うのです。
私は「は～？？？
気を使うのはそっちですか～？」
という気分でした。
彼女は、自分が私の時間枠まで使って
教えてもらったことは
気づきすらしていませんでした。
＜付き合い続ける意味がわからない＞
「自分のことしか考えていないよね」
と彼女の我儘に腹が立ちました。
彼女の我儘な面に
振り回されているように感じることも
ありました。
編物教室のことがキッカケになって、
振り回されながら
彼女と付き合い続ける意味が
わからなくて悩みました。
＜気分を害したことを伝えた＞
しばらく悩みましたが、
思い切って彼女に
嫌な思いをしたことを打ち明けました。
それを聞いた彼女は驚いて、
「ホンマやね～！ごめんね～！
そんなことされたら怒るよね。
久夢さん、ごめんね～！」
と真剣に何度も謝りました。
編物教室の時は初めて会う先生に
必死に気を使っていたことや
悪気ではないけれど
自分を悪く思われたくない緊張から
自己中心的になって
人を振り回す自分に悩んでいることを
話してくれました。
「私は自分では気づかないから、
これからそういう時は必ず言ってね」
とも彼女は言いました。
＜気持ちを冷静に穏やかに伝える＞
私の方は感情的になったり
攻撃的になったりせず
彼女に自分の気持ちを伝えられて
ほっとしました。
また彼女も私の気持ちをわかって、
私に謝ってくれました。
インナーチャイルドカードセラピーの
セラピストになる前は、
嫌なことがあっても我慢したり
自分の気持ちを伝えずに
友だちから遠ざかったりしました。
セラピストになった今は、
物事を客観的に捉えられるようになり、
悩むことはあっても
嫌だと感じたことを相手に
冷静に穏やかに
伝えられるようになりました。
私が冷静に穏やかに
自分の気持ちを相手に伝えると
相手も私の気持ちを
理解してくれます。
＜気持ちを伝えることで
付き合いが深まる＞
私にも彼女にも
長所も短所もあります。
編物教室での出来事で彼女は、
「自分を悪く思われたくない
という緊張から周りが見えなくなって
自己中心的になる自分を
直さないとアカン」と気づきました。
私は最初、彼女に自分の気持ちを
伝えることを正直、
煩わしく感じていました。
でも、話して良かったです。
私は自分が嫌だと感じたことを
我慢せず冷静に穏やかに
相手に伝えることが大事だと
改めて感じました。
編物教室のことで最初は、
彼女に腹を立てていましたが、
嫌な気持ちになったことを我慢せず、
上手に彼女に伝えられたことで、
彼女との付き合いが深くなりました。
自分の気持ちを人に伝えることは、
簡単ではありません。
まして嫌な気持ちになったことを
伝えることは難しいです。
でも、嫌な気持ちを我慢せず、
攻撃的になったり、感情的にならず、
冷静に穏やかに伝えることで、
人との交流が深まるのだと
実感しました。
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