客観的に違っていても
どうしてもそう見えることがあります。
クリスタルの探求者のカードに
描かれたライオンの尻尾もそうです。
✿「尻尾」が「ヘビ」に見えた✿
＊クリスタルの探求者：臆病なライオン
＜クライアントのこのカードへの印象＞
少し疲れたライオンが
弱っているヘビを見つけて
泉の水で治療してあげようと思って
ヘビを運んでいるところ。
それを青い鳥が先導してくれている。
ライオンは気がつかないが
弱っていても
ヘビを助けてあげようとするライオンに
鳥たちがお花の王冠を
かけてあげようとしている。
上記の文章は
クリスタルの探求者のカードを見て
あるクライアントが書いた
カードの印象の文章です。
実はこのクライアント
４年前の私なんです。
✿自己リーディング✿
クライアントが「ヘビ」だと感じたのは、
実はライオンの「尻尾」です。
客観的に見ると
ライオンが手で持っているのは
尻尾でヘビではありません。
でも、４年前の私には
ライオンが助けて上げようとしている
弱ったヘビに見えたのです。
もし、４年前の私がクライアントとして
私の所に来て、
こういうカードの印象を話したら、
現在のセラピストの私は
「どのようにリーディングするかな？」
と考えました。
＜自己リーディング＞
４年前の私は
ライオンに自分の姿を重ねていたようです。
私は自分を「少し疲れている」
と感じていたようです。
でも弱っているヘビを放っておけなくて、
助けようとする気持ちや
行動力は持っていたようです。
弱っている者を癒やす
「泉」に向かっていて
先導してくれる存在がいたのでしょう。
自分が疲れていても
弱っているヘビを助ける自分を
誰かが評価してくれると感じていることが
鳥たちが運ぶ
花の王冠の印象から伺えます。
✿もう少し深めたリーディング✿
もう少し深めるならば
①ライオンはなぜ疲れているのか？
②泉はヘビもライオンも癒やしてくれるのか？
③ライオンを評価してくれる鳥が
誰だったらうれしいか？
このようなことも尋ねたいです。
なぜかと言うと、
①４年前の私に自分が疲れていることを
認識して欲しいからです。
私を疲れさせているものは何か？
どうしたら回復できるか？
まず自分の疲れを癒やす必要があることを
自覚して欲しいからです。
②弱ったヘビを助けてあげることは
良いことです。でも、ヘビだけでなく、
自分を癒やすことを
二の次にしてはいけないことに
気づいて欲しいからです。
③弱ったヘビを思いやる優しさや
実際に泉に運んであげる行動力を
一番評価するべきなのは
私自身であることを認識させるためです。
✿無意識から表れた本心✿
４年前の私にはどうしても
ライオンの尻尾が弱ったヘビに
見えました。
疲れたライオンが助けているように。
カードに対する印象や
カードの印象を書いた文章には
当時の私の本心が表れています。
４年前の私は人から評価されることに
自分の価値を見出していたようです。
自分が疲れていても
弱ったヘビを助けることに
価値を感じていたのでしょう。
自分は二の次で
人の世話を焼いていたのです。
誰かに自分を評価してもらうのではなく、
自分が自分を評価する時に
来ていたのでしょう。
そして一番大事なことは、
自分自身が自分の本心に気づくことです。
「ああ！そうだったのか！」
と納得することです。
「尻尾」が「ヘビ」に見えた
無意識のなかに存在している本心を
自分自身が自覚することなんです。
✿無意識を意識化する✿
インナーチャイルドカードセラピーの
セッションの後、一番よく頂く感想が、
「スッキリしました！」という感想です。
無意識が意識化された爽快さでしょう。
実は今も私には
ライオンの尻尾がヘビに見えます。
でも、ライオンはもう疲れていません。
青い鳥に教えてもらわなくても
私は泉がどこにあるか知っています。
泉が何かも知っています。
私の歩む道は
花やクリスタルに彩られています。
私は今もヘビを泉に運んでいます。
私は無意識を意識化させ
私は自分がどう行動すべきかを
自覚することができたのです。
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