鏡リュウジさんの講座
「タロットで探る心の世界」に行ってきました。
今日はその振り返りブログです。
今日の講座で興味深く感じたのは、
「タロットの図柄は
誤読とミスコピーの連続だった」
ということです。
「それがなんで心と関係あるの?」
って話ですが、
誤読やミスコピーであっても
誤読された図柄が淘汰されることなく
今も残っているのです。
なぜ残ったのか?
誤読やミスコピーの図柄が、
人々の共感を得たからなんです。
無意識のうちに表れた
人々の本音であるからです。
✿共感された誤読やミスコピー✿
今日の講座で
例として取り上げられたのは、
大アルカナ9の「隠者」です。
私たちが知っている「隠者」のカードは、
老人が手にランプを持っています。
でも、最古のタロットである
ヴィスコンティ版で老人が持っているのは、
「ランプ」ではなく「砂時計」なのです。
左:センテニアルタロット
右:ダヤンタロット
図像学的には砂時計を持った老人は、
「時の翁」と呼ばれ、
時を経て完成するもの、
無常の時の流れを知るものの姿として
描かれているそうです。
でも、闇の中で孤独に歩んでいる時、
光に導かれたい無意識の願望は
誰しも持つように思います。
老人が手にするランプが
支持されたのが理解できます。
現在の多くのタロット入門書では、
ランプを掲げて一人暗い道を進む
老人の姿に賢者を見ています。
✿無意識の本音✿
私は「隠者」のエピソードを聞きながら、
こんなことを考えました。
砂時計を手に暗い道を一人進む
老人が描かれたカードを見て、
「砂時計」が「ランプ」に
感じられることもあるのではないか?
「砂時計だけれど、
砂が不思議な力を持っていて、
輝き出して道を照らす」
仮にそんな印象を持つ人がいたら、
そこにクライアントの無意識の本音が
表れていると私は考えます。
「自分を導いてくれる光が欲しい」
そんなクライアントの願望が
隠れているように感じます。
✿愚者の旅✿
講義の終盤で聞いた
「自分の体験をタロットで
別の角度から見る」
という言葉が印象に残りました。
現代のタロットの解釈は、
「英雄の旅(ヒーローズジャニー)」
ではなく、
「愚者の旅(フールズジャニー)」
だと言います。
どこにでもいる
平凡な若者である「愚者」が
タロットの階段を上って成長する。
自分のイメージを広げるための
ジャニーなのです。
タロットは自分が心の旅の
どこにいるのかをはかる
ツールなのだと感じました。
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