認知症の父が喜び介護の助けになった3つのこと

 父の認知症が急激に進んだのは、圧迫骨折で入院し3ヶ月寝たきりだった時でした。

退院した父と私たち姉弟が自宅で介護していた時には、さまざまな困難がありました。でも、その中で、父も喜び、介護の助けになったことが3つ思い出されます。

「これは良かった」と思える3つのことを振り返ってみようと思います。だれかの介護のヒントや、気持ちが楽になるキッカケになれたらうれしいです。

 

退院した父は、週3回デイケアに通い、月に1週間ショートステイを利用し、自宅で私たち姉弟と暮らすことになりました。

ところが、父がデイケアに通うことを嫌がったのです。「デイケアは認知症の人が行くところや」と言って。(父も認知症だったのですが……)

弟が「僕が仕事に行っている間、おねえちゃん一人でおとうちゃんの世話をするのは、大変やろ? 僕も心配やし……頼むわ」と父にお願いしたのです。

頼み込まれた父は、「しゃ~ないな。お前らのために行くわ……」としぶしぶでしたが納得してくれて、デイケアに通うようになりました。

でも、デイケアではスタッフのケア、リクレーションやリハビリの時間もあったので、良い刺激になったようです。

父がデイケアで書いたお習字「花」

退院直後にはトイレの手順も分からなかった父が、デイケアに通うようになってから、次第に一人でトイレに行けるようになり、無表情だった顔に笑顔が戻りました。

 

父が昼夜逆転してしまい、夜中の2時や3時に私たちを起こしに来ることが何度もありました。「今が昼か夜か分からへん。ボケてしもて、どうしてええか分からへん……」と。

私が怒ると父は余計不安になった

深夜に何度も起こされると、「ええ加減に寝てよ!」と言いたくなりますが、怒ると父は余計に不安になって眠れないようでした。

弟が「おとうちゃんが横になっても、すぐに一人にしないで、しばらく手を握ってあげて」と言うのです。

私も子どもの頃、夜中に目覚めて不安になった時、「いつまで起きてるの!」と叱られると、よけいに眠れなかったことを思い出しました。

父を部屋に連れて行き、しばらく手を握っていると、「ありがとう。電気を消して、もう寝るわ」と自分から言ってくれました。

「小さな子どもに寄り添うように」という対応が、お互いにとって良かったように思います。

 

父はよく「ひまや〜」と二階にいる私を呼びに来ました(笑)「一人でテレビを見ていてよ~」と短気にならず、父と一緒に遊ぶことにしていました。

父のお気に入りは、スマホのカメラで一緒に写真を撮ることでした。

「目がちっちゃく写った」と目を大きく開いて次の写真を撮ったり、自分の写真を見て「歯が一本しかない」と大笑いしたり。

「歯が一本しかない!」と大笑い😀

 

また、京都の四季が描かれた浮世絵の本が父のお気に入りでした。清水寺の浮世絵を見て、二人で「人が何人描かれているか?」を数えて遊んだりもしました。

描かれている人を数える父

 

父は京都生まれ京都育ち。京ことばの本を見せると、昔の京ことばやその言い回しを教えてくれたり、子どもの頃の話をぽつりぽつりと話してくれたりしました。

ちなみに私が京都関係のブログ記事を書く時に使っている『京ことば辞典』は、父が買って(高いんです!)使っていた辞典なんです。今は私が愛用しています。

父が使っていた『京ことば辞典』(今は私が愛用)

けっこう私も父と遊ぶのを楽しんでいました。こんなふうに、一緒に何かを楽しむ時間が、父にとっても、私にとっても、和やかな時間になり、お互い穏やかに暮らせました。

 

ある時、父が「お前はカードで何してるんや?」と聞いてきたので、インナーチャイルドカードを引いてもらいました。

「地球の子ども」のカードから父が受けた印象を今も覚えています。カードに描かれている赤ちゃんは「◯◯(弟)や」と父は言いました。

父が引いたインナーチャイルドカード(中央が「地球の子ども」)

「おとうちゃんはどこにいるの?」と尋ねると、「地球の、このちっちゃい見えへんとこやな」と。「月がこの子に災いせんかったらええのになぁっと思って、ここから見てる」と言うのです。

認知症が進んでいても、父の心には変わらぬ「子を想う気持ち」があったんだと、胸が熱くなりました。

父と一緒に暮らすのは大変でしたが、「父も喜んで介護にも役立った3つのこと」は以下のことでした。


①デイケアやショートステイには「お願いして」行ってもらう

②小さな子どもに寄り添うように接する

③一緒に遊ぶのを楽しむ

「~させよう」とか「~をわからせよう」と思わずに、「一緒にいよう」「一緒に楽しもう」そんな姿勢が、結局は父の笑顔にも、自分の安らぎにもつながったのかもしれません。

 (認知症の父が喜び介護の助けになった3つのこと:村川久夢)

 

 

 

 


 

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