【猫の日】猫たちが教えてくれた無条件の愛––今を一緒に生きる幸せ

 

今日は「猫の日」ですね。あなたは猫好きですか? それとも、猫ちゃんと一緒に暮らしていますか?

 

私は、これまで6匹の猫と暮らしてきました。でも、一昨年、20年近く寄り添った クムとピユが虹の橋を渡り、猫たちはみんな天国へ旅立ちました。

 

初めて飼った猫「チャオ」

 

女王様だった「ミロ」

 

クムと子どもたち(上から:クム、マゼ、クロ、ピユ)

 

その後、私は ひどいペットロスになり、8ヶ月も寝込んでしまいました。

 

けれど、「猫なんて飼わなければよかった」とは思いません。別れはつらかったけれど、彼らは たくさんの愛をくれたからです。

 

子猫だったミロと30代の久夢

 

今日は、猫たちが教えてくれた「無条件の愛」 についてお話ししたいと思います。

 

私は、チャオ、ミロ、クム、ピユ、マゼ、クロの6匹の猫を飼いました。猫たちはみんな、元気でおてんば、困ったことばかりしでかしました。

 

パンチボールでくつろぐマゼ

 

私が眠い時や疲れている時でも、猫たちは「餌ちょうだいにゃ~! 早くくれにゃ~!」とねだってきます。

 

私の肩から降りないピユ

 

家のあらゆるところで爪とぎをしたりして、家の壁は全滅! 多頭飼いしていたこともあって、猫トイレの掃除にも追われました。

 

クムの子どもたち(左から:ピユ、クロ、マゼ)

 

それでも、元気で暴れまわっている方がまだましでした。

 

最後に生き残っていたクムとピユが虹の橋を渡った年は、6月頃から猛烈な暑さでした。20歳のクムと19歳のピユもだんだん餌を食べなくなり、一時は水すら飲まなくなったのです。

 

特に、ピユの衰弱が激しく、毎日、動物病院に連れて行って点滴をしてもらっても、ピユは骨と皮だけにやせ細ってしまいました。餌も液体総合栄養食にして、シリンジで強制的にあげないと、受けつけなくなっていたのです。

 

「アホな子ほど、可愛い」と言いますが、手がかかるようになって、私は一層、ピユを可愛く感じるようになったのです。

 

動物病院から帰ってぐったりしているピユ

 

私は 「ピユはきっと生きようとしている」と信じたかった。「一緒に闘っている」––そんな気持ちで、ピユの世話をしていました。

 

ある夏の夜、私は ピユの横に寝て、手を握り、たくさん話しかけました。それが、ピユと過ごした最後の夜になりました。

 

翌朝、シリンジで液体総合栄養食をあげると、ピユは素直に飲んで、少し元気を取り戻しました。後ろ足は弱り、もう歩けなくなっていましたが、前足で必死に体を引きずり、私の方へ近寄ってきたのです。

 

必死で生きようとしていたピユ

 

その大きな瞳は、「おかあちゃん、ありがとう」と言っていました。

 

私は、ピユが 「生きる力」を最後まで振り絞っていることを感じました。「あと少しでもいい、少しでも長く生きてほしい」そう願いました。

 

––でも、その願いは叶いませんでした。

 

昼食後、私が歯を磨いている僅かな間に、ピユは虹の橋を渡ってしまいました。

 

静かに、苦しむこともなく、まるで眠るように。

 

「ピユ! ピユ! ピユ!」

 

私は何度も名前を呼び、ピユを揺さぶりましたが、もうその瞳が開くことはありませんでした。

 

私は全部で6匹の猫を飼いました。同時に5匹飼っていた時もあったのです。

 

臆病で抱っこさせてくれなかったクロちゃん

 

目覚めた時に、猫たちの温みやフワフワの毛を感じる時、「カリカリ」とドライフードを食べる音を聞く時、猫と暮らす幸せを感じました。

 

美猫のクム

 

飼い猫が飼い主にする一番イヤなこと、それは飼い主より先に死んでしまうこと……。猫の命も私の命も永遠ではありません。

 

写真嫌いのピユ

 

だからこそ、今を一緒に生きている猫たちを思い切り抱きしめて、幸せを噛み締めて欲しいと思います。この幸せは、永遠ではないことを感じながら……。

 

生まれたばかりのピユ

 

生まれたばかりのマゼ

 

生まれたばかりのクロ

 

見返りを求めず愛を注げる猫という存在があることが、飼い主を支え、元気をくれ、癒してくれるのです。

 

チャオのお腹で眠るミロ

 

見返りを求めずに愛せる猫たちがいることが、私たちを強くしてくれます。私たちが猫たちを無条件に愛したからこそ、猫たちもまた、無条件の愛を与えてくれたのだと思います。

 

眠るマゼ

 

「猫の日」の今日は特に、大切な猫を思い切り抱きしめ、猫が与えてくれる幸せを噛み締めましょう。無条件の愛の力が、あなたをきっと支えてくれるはずです。

 

(「猫の日」に寄せて:村川久夢)

 

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