鬱でつらかった時、気持ちが焦るばかり、何もできませんでした。でも、今は思います。休むことに罪悪感を持たないでと。
<自然に何かしたくなるのを待ったらどうですか?>
鬱で休職前は仕事がつらくて、私は指折り数えて休職を待ちました。でも、実際に休職になりほっとすると、思うように働けなかった悔しさと情けなさが押し寄せて、何も手につかなくなってしまったのです。
本心はやりたくはないのですが、強迫観念のように英語の勉強を始めました。英語教諭に復職した時のことを考えたのです。当然、気持ちばかりが焦って英語の勉強は進みませんでした。
心療内科のデイケアスタッフからも「せっかく休むために休職したんですから、休んだらどうですか?英語!英語!と思うのはやめて、自然に何かしたくなるのを待ったらどうですか?」 と指摘されました。
<眠って心身を休める>
本当にその通りだったのです。でも、その時はそうは思えませんでした。上司に「無能な教師だ」と烙印を押された悔しさ、思うように働けなかった情けなさに悩まされて毎日を過ごしていたのでした。
その頃、焦りや無力感に災いされて気づいていませんでしたが、私は相当に疲れていました。
自然に何かしたいと思えるようになるには、まず、ぐっすり眠って心身を休めることが必要だったのです。
事実、私は休職すると、驚くほどよく眠りました。眠っても眠っても眠くて、死んだように一日中眠っていました。
じっくり休養すると、何か好きなことをしてみようとやっと思えたのでした。悔しさと情けなさが消えたわけでありませんでしたが…。
<心を休めるには時間がかかる>
私は休職したことを非常に悔しく情けなく感じていました。思うように教えられなかった罪悪感や無力感にずいぶん長い間悩まされていました。
でも休職して休養すると、少しずつ「~してみよう」と思えるようになったのです。
私が最初に楽しいと感じたのは編物でした。心療内科のデイケアに通って、デイケア仲間とせっせと編物をしました。
鬱が安定した頃、ヨガを始め、ヨガの快さや楽しさの虜になりました。3ヶ月もすると、みんなが驚くほど元気になったのです。身体が元気になると気持ちも明るくなったのでした。
心も身体も休まったのでしょう、トラウマ化していた英語もオンライン英会話を始める等して、楽しめるようになったのです。
心を休めるには本当に時間がかかりましたが、「楽しい」という感覚が心を休めてくれました。
<心の声を聞こう>
その後、私はインナーチャイルドカードセラピーに出会い、自分の心を見つめ、心の声を聞くことの大切さを実感するようになったのでした。
インナーチャイルドカードセラピストとして活動するようになって、やる気になれない時は「まず休養して心身を休め、自然に何かしたくなるのを待つこと。心の声を聞くこと」の大切さを痛感するようになりました。
あなたがやる気になれない時は、まず疲労を疑って下さい。やる気になれない時は、往々にして疲れています。休養を取って、自然に何かしたくなるのを待って下さい。そして、心の声に耳を傾けて下さい。休むことに罪悪感を持たないで下さいね。
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