【深いことば】「多少の縁?」それとも「多生の縁?」

「袖触れ合うも『多生』の縁」を、数年前まで「『多少』の縁」だと思って、もともとの意味とは、違う解釈をしていました。

 

<「『多少』の縁」と「『多生』の縁」>

 

「袖振り合うも『多生』の縁」 を数年前まで「『多少』の縁」だと思いこんでいました。

 

【道で人とすれ違い、袖が触れ合うようなことでも、 それは多かれ少なかれ「縁」である。 人の「縁」は貴重なものであるから、 出会いは大切にしなければならない】という意味だと思っていたのです。

    

 

 

 

 

 

しかし、正しくは「『多生(他生とも書く)の縁』と書きます。

辞書で「多生の縁」と引くと、 【この世に生まれ出るまで、何度も生死を繰り返している間に結ばれた因縁。前世で結ばれた縁】と書かれています。

 

 

<仏教思想につながる深いことば>

「それがどうしたの?」と言われればそれまでなんですが、私には意外な驚きでした。あの人この人の顔が浮かび、 「前世のどんな時代に、どんな関係で出会っていたのかな?」 と不思議な気がしました。

  

全てのことはただの「偶然」ではなく、 「縁」によって定められた「必然」であるという 仏教の基本思想の因果応報につながるらしいのです。

 

「因果応報」「輪廻転生」などという難しいことばはわかりませんが、何気なく使っていることばの中にも、 仏教思想に根づいた深い意味があるのですね。ちょっとした驚きでした。

 

昔は「縁」という言葉が好きでなく、あまり信じていませんでした。でも今では「多生の縁」もあるのだろうなと思うようになりました。

 

「多少の縁」ではなく「多生(他生)の縁」だと知って、何気なく使っている日本語の深さを感じたのでした。

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

  

 

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