「自分の本を出版してみたい」と思っておられる方は多いのではないでしょうか？私もそんな一人でした。私は思い切ってブログを始め、書きためた原稿を加筆修正して、本を出版しました。全部で3作出版した経験を書きたいと思います。
＜ブログで発信＞
私の最初の本は自伝的なエッセイ集でした。
私は、鬱経験、夫の死、鬱の悪化、パワハラの末の退職と辛い経験が重なって、人生を投げていた時期がありました。私は書くことで鬱や夫の死から立ち直った経験をエッセイ集に書いたのでした。
私は、アメブロでブログを書くことから始めました。Wordで下書きを書いて、ブログに投稿し始めたのです。
＜電子書籍出版スクール＞
ブログで投稿した原稿が溜まり、私はそれをまとめてエッセイ集として出版したい気持ちがふくらんでいきました。
しかし、当然ですが、エッセイ集として出版するには、ブログの原稿そのままで出版するわけではないのです。その時は、初めてのことで、何もわかっていませんでした。
私の場合、1作目の本は、小さな出版社が併設している電子書籍出版スクールに入りました。スクールで本を出版するまでの大まかな流れを、ワークも交えながら教えてもらいました。
＜初めての出版＞
スクールでは、自分の本で訴えたいテーマを決め、どんな人に読んで欲しいのかを考えました。そして、どんな内容を書くかを考え、その本を読んでもらうことでどんな効果があるのかを考えて、企画書を作ったのです。
企画書をもとに章立てをしました。本の目次を作るのですが、これがなかなか出来ずとても大変でした。
章立てをすると、頑張って書き溜めたブログの原稿は、半分以上ボツになりました。本の目次にしたがって、残った原稿の書き直しをして、必要な部分は新たに大幅に書き加えました。
「え？じゃあブログを書く必要はないんじゃない？」と思われましたか？
いえいえ！私はブログで書いた下書きがあったから、なんとか原稿を最後まで書き上げることができました。何もないところから書き出していたら、書き上げられなかったかも知れません。
最初のエッセイ集は原稿を書き終えると、スクールと連携している出版社が、出版作業を全部やってくれたので、私は出版を待つだけでした。
こうして１作目『大丈夫、きっと乗り越えられる～鬱・夫の死を克服した私からのエール～』を出版することができました。
『大丈夫、きっと乗り越えられる～鬱・夫の死を克服した私からのエール～』
＜２作目はフリーの編集者に依頼＞
２作目の本『50歳から夢を追いかけてもいい５つの理由』は、フリーの編集者についてもらい、その時は一から原稿を書きました。
編集者と一緒に企画書を作り、章立てをして、執筆に入りました。編集者が細かくガッツリ編集してくれました。原稿を書き終えると、校正、表紙デザイン画像、入稿データの作成は編集者がしてくれました。
入稿データができると、私はアマゾン・キンドルから出版したので、編集者からもらった入稿データをアマゾン・キンドルにアップロードして、なんとか２作目『50歳かから夢を追いかけてもいい５つの理由』を出版することが出来たのでした。
執筆は一作目の経験があったので、少しはすべきことがわかりましたが、入稿データを一人でアップロードするのは、ずいぶん戸惑いがありました。それに３作目の出版でわかったのですが、原稿の編集や校正をしたり、入稿データを作成したりするのは、とても手間のかかる作業だったのです。
＜３作目はほぼ自力＞
３作目『ああ、京都人～今を生き抜く知恵おしえます～』は、ビジネスコンサルタントやオンラインサロンの先生にアドバイスをもらいながら、ほぼ独力で頑張りました！
３作目もブログ記事をもとに、企画書を作り、章立てをして、原稿を書きました。ブログ記事をもとにしましたが、参考文献を読んで大幅に原稿を書き直し、そして書き加えました。
原稿を書き終えると、自分で校正をして、自分で入稿データを作りました。本当に大変でした。
苦労して自力で入稿データを作りましたが、後になって、入稿データは比較的安価（￥5,000ほど）でデータ化してもらえることを知りました。
２作目同様、３作目もアマゾン・キンドルで出版したので、入稿データをアップロードしました。電子書籍と印刷本の両方を出版したのですが、印刷本のアップロードが初めてなので、手間取って大変でした。
試行錯誤して大変でしたが、なんとか３作目『ああ、京都人～今を生き抜く知恵おしえます～』も出版することが出来たのでした。
＜人生の宝＞
書籍出版スクールの先生が「本は出版してからが勝負だ！」と仰っていました。３作の本を出版して、そのことばを痛感しています。出版するのも大変ですが、出版した本を読んでもらうのは、もっと大変なのです。
出版してもなかなか読んでもらえないし、印税は「印税が発生したら恩の字だ」と言う感じなのです。でも、私は２作目と３作目の本の印税を貯めて、新しいパソコンを買うことができました！とっても嬉しかったです。
また、ブログから始まって、小さな目標を一つ一つ粘り強く実現する経験は、とても貴重な経験です。また読者から「励まされた」「共感した」等の感想やレビューをもらうと本当に嬉しいです。これらの経験は人生の宝だと言えます。
「電子書籍の出版は簡単だ」と言われる方もいらっしゃいますが、私は本当に大変でした。でも、「やれば出来る！」とも思います。出版もトライ・アンド・エラーなんです。
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＊村川久夢は、京都生まれの京都育ち。一人の京都人の目を通して、京都や京都人について、新著『ああ、京都人～今を生き抜く知恵おしえます～』に書きました。観光化されていない日常の京都や地元の人に愛されている京都の穴場、食べ物やお店についても新著に書きました。
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