
作家仲間に勧められ、『魔法少女まどかマギカ』を見ました。私のアニメに対する概念を変えるような、考えさせられるアニメでした。
<驚きの冒頭セリフ>
私はアニメをほとんど見ないのですが、アニメ好きの作家仲間に勧められて『魔法少女まどかマギカ』を見ました。第一話の冒頭、こんな会話から始まるのです。
キュゥべえ:諦めたらそれまでだ。でも、きみなら運命に変えられる。避けようもない滅びも、嘆きも、すべてきみがくつがえせばいい。そのための力がきみにはそなわっているのだから。
まどか:本当なの? 本当に私なんかでも何かできるの? こんな結末を変えられるの?
「これはなめたらアカンな!」と感じた驚きの冒頭セリフでした。
<『魔法少女まどかマギカ』あらすじ>
主人公の鹿目まどかは、市立見滝原中学校の2年生として平凡に過ごしていたが、ある夜、天変地異の中、魔法を用いて怪物と戦う少女を目撃し、謎の白い生物から「僕と契約して、魔法少女になってほしい」と告げられる夢を見る。
翌朝、見滝原中学へ転校してきたのは、夢で見た美少女暁美ほむらだった。ほむらはなぜかまどかのことを良く知っており、「魔法少女になってはならない」と警告する。
放課後、親友の美樹さやかと寄り道をしたまどかは、謎の声に導かれてビルの一角へ迷い込み、夢の中で見た白い生物・キュゥべえと、それを殺そうとするほむらに出くわす。まどかとさやかは戸惑いつつも、傷付いたキュゥべえを助けるが、直後に異世界へ迷い込んでしまう。(「魔法少女まどかマギカのエピソード」より)
<興味深い設定>
謎の生物・キュウべいと契約すると、願いごとが何でも1つ叶えられる。どんな奇跡でも起こせるのだ。しかし、契約を交わすと魔法少女として魔女と戦う使命が課される。魔法少女として魔女と戦うのは、死と隣合わせなのだ。
まず、この設定が興味深く面白いと感じました。誰しも叶えたい願いはあるけれど、「命をかけてまで叶えたい願いが自分にはあるだろうか?」と私は感じました。また、多くの視聴者が考えるのではないかと思ったのです。
このアニメを勧めてくれた作家仲間の「考えさせられるアニメですよ」ということばにうなずけました。
<魔女とは?>
また、敵である魔女の設定も非常に興味深く感じました。
「願いから生まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は呪いから生まれた存在。魔法少女が希望を振りまくように、魔女は絶望をまき散らす」
「(魔女は)不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみ、そういう災いのネタを世界にもたらしているんだ」
魔女というと中世的なグロテスクで怖い存在をイメージしますが、『魔法少女まどかマギカ』では、呪いから生まれた存在であり、不安、猜疑心、怒り等の災いのタネをもたらすのだというのです。また、劇中に登場する魔女は、抽象的でアーティスティック、美しくさえあるのです。決まりきった敵、魔女のイメージでは全然ありませんでした。
<ストーリー&エンディング>
ストーリーは、異世界と現実世界とを行ったり来たり、時間を進んだり戻ったりします。また、「……ん?」と考えさせられるような深いセリフ、例えば、「人のために願うなんて甘っちょろい」「体や心が弱っている人が集まるところに魔女が出没しやすい」などのセリフがバンバン出て来るのです。
「……ん?」「……ん?」「……ん?」と頭のなかにクエッションマークが浮かびまくりでした。
また、エンディングも非常に壮大です。勧善懲悪もので、めでたしめでたしのハッピーエンドでは、全然ないのです。
<創作の勉強にもなった>
『魔法少女まどかマギカ』全編を通して、主人公の、そして自分の「命をかけてまで叶えたい願い」は何だろうか?と考えさせられました。
この大テーマ以外にも、視聴者が自分自身に問いかけざるを得ないシチュエーションが度々登場します。敵、悪役がありきたりのものではなく深いです。エンディングが少々難解でしたが、壮大でした。
作家仲間に勧められるまま、引き込まれ考えながら見ました。もう一度、今度は作家として、ストーリーの展開、惹かれたセリフなどをしっかりメモして見ようと思います。創作のいい勉強にもなりました。

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