【母の日が憂鬱】いい子でなくても愛して欲しかった

   

明日は「母の日」ですね。私は「母の日」が近づいて来ると、憂鬱になるんです。母を許せない気持ちが、辛いからなのです。母は世間的には、申し分のない母だったと思います。でも、私の気持ちには最後まで寄り添ってくれませんでした。

   

<非の打ち所のない母親>

母は世間的には非の打ち所のない母親でした。

   

料理が上手で、手間を惜しまず、美味しくて栄養バランスのいい料理を毎日作ってくれました。きれい好きで、家はいつも整理整頓されて、片付いていました。衣類も毎日洗濯していました。手先が器用で、手作りの衣類や雑貨を作ってくれました。

 

それに、母はちょっと目立つ美人でした。いつも小綺麗にしていて「久夢ちゃんのお母さんは綺麗やね~!」とみんなに言われました。

 

 

若い頃の母

 

<「躾」と言う名の暴力>

でも、非の打ち所のない母親は、家の中では、恐ろしく暴力的でした。

 

銭湯で泣き叫んでいるこどもを見た時、母が忌々しそうにこう言ったのを覚えています。

 

「自分のこどもやったら、ビシャっと叩いて言うこときかすのに!」

 

そうなんです!母は自分の こどもを叩くのは「躾」だと固く信じていたのです。

 

幼い頃、私は大人しいこどもでしたが、母の気に入らないことをすると、容赦なく叩かれました。私は母が怖くて、母の顔色ばかり見て、ビクビクしていました。

 

私が母を見ると怯えるのが面白くなかったらしく、母は家の中ではいつも不機嫌な表情をしていました。

 

<世間体が命>

ある時、母が近所の人と話している所で、そこを走って通りかかった私が転んだのです。母が誰よりも先に駆けつけて来ました。起こしてくれるかと思ったら、

 

 

「かっこ悪いやろ!アホ!」

 

と母は私の頭を叩いて、叫びました。娘が怪我をしていないか気づかうより、体裁を気にしたのです。

 

一事が万事そうでした。体裁が命なのです。

 

<男尊女卑>

私には弟がいるのですが、母は超男尊女卑でした。

 

私は、母が怖いので「(都合の)いい子」に育ちました。弟は「男の子だから」と甘やかされていました。

 

後片づけやお手伝いをしなかったら、私には母の鉄拳制裁が待っていましたが、弟は「男の子だから」と許されていました。

 

毎日の食事も弟は好き嫌いをしても許され、子供向けの別メニューが用意されていました。私は母が怖いので、黙って出された料理を食べていました。

 

ある時、「私も弟と同じのが食べたい」と言ったら、「わがままな!あんたは食べんでもええ!」と言われ、その日は佃煮だけをおかずにご飯を食べました。

 

<都合の「いい子」>

自分の思い通りにならないと、不機嫌になったり、叩いたりする母が、我慢ならなくなって、抗議したら、

 

「どの口で親に向かって、そんなことが言えるんや!」

 

と言って、きつく頬をつねられ、睨まれました。幼くて無力だった私には、母親は絶対権力者でした。

 

私は「何を言っても無駄なんだ」と全てを諦めてしまったのです。

 

母の調教の甲斐あって、私は「(都合の)いい子」に育ちました。私が「(都合の)いい子」でいると、母は美しく優しい母でした。

  

母は、幼い私の心を殺しました。私は死んだ心を抱えて、死にながら生きていたも同然だったのです。何のために生きるのかわからず、長い長い間、苦しんだのでした。

   

  

<根性がネジ曲がっている!>

私は大人になって、経済的に自立しても、得体の知れない生きづらさに苦しみました。

   

大人になって、母とも少しは対等に話せるようになったので、幼い頃、母が私の気持ちをわかってくれなかったこと、男尊女卑が嫌だったこと、いい子でないと優しくしてくれなかったことが悲しかったことを、思い切って母に打ち明けました。

 

すると母は、烈火の如く怒って、「あんたのために~なことも、~なことも、~こともしてあげたのに!弟とも別け隔てなく育てた!あんたは根性がネジ曲がっている!」と言ったのです。

 

 

<今の私が理想のお母さんに!>

「親子でも、わかり合えないことは、わかり合えないんだな・・・」と思います。

 

母にとっては世間様が命より大事だったし、女は一歩下がって男性を立てることが正義だったし、こどもが親の言うことに従うこともごく当然のことだったのでしょう。

 

私にとってそんな母は、許せない人でした。

 

私が何もかも諦めて、自分の心を殺してしまうまで、厳しくしないで欲しかった。私の気持ちをもっと聞いて欲しかった。都合のいい子でなくても、愛して欲しかった。

 

 

でも、もういいんです。「親子でもわかりあえない人もいるんだ」と受け入れたら、「まあ、もういいか」と思えて来ました。

 

今の私が、幼い私の理想のお母さんになってあげようと思います。そして、今の私が思い切り幸せになって、幼い私を安心させてあげようと思います。

 

作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

  

  

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