【夫の死】 悲しみをわかってくれる人が欲しかった

 

ソファーでうたた寝していたら、夢の中に夫が出てきた。

 

「これってホンマやんな!?夢と違うやんな!?死んだなんて嘘やんな!?」

 

と私は夫にたずねた。夫は暗い表情で首を振って消えていった。

                                    

悲しかった。夫が亡くなって12年経った。12年経っても「死んだなんて嘘だ!」と思いたい自分の気持ちに気づいて涙が溢れた。時間が経っても夫に生きていて欲しかったと言う気持ちに変わりはないんだとつくづく感じた。

 

                                 

夫が亡くなった頃、夫を失った悲しみをわかってくれる人が見つけられなくて孤独だった。

   

私が夫と死別した頃、キャッシー中島さん勝野洋さんご夫妻も、娘さんを癌で亡くされたことをテレビ番組で知った。キャッシー中島さんも勝野洋さんも本当に辛そうだった。キャッシー中島さんや勝野洋さんをテレビで見かけると必死でその番組を見た。

  

奥さんを亡くされた気象予報士の倉嶋厚さんの本もすがるような気持ちで読んだ。グリーフケアの本もいろいろ読んだ。

  

愛する人の死に直面して必死で死の悲しみと闘っている人の姿に救いを求めていたのだと思う。わかってくれる人が欲しかった。夫を失った悲しみをわかってくれる人が本当に欲しかった。

 

 

夫の死で鬱が悪化して私はボロボロになった。「誰も私をわかってくれない」と思ったけれど、心療内科の先生やヨガの先生やインナーチャイルドカードセラピーの先生やたくさんの人に支えられて、私は立ち直った。強くなった。時間薬も効いてくれたようだ。

 

    

それに私は、愛する人を失った悲しみをわかってほしい人の気持ちに、寄り添えるようになった。

 

夢の中で久しぶりに夫に会って、そんなことをしみじみと思った。

 

 

<関連記事>

*村川久夢著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』1章無料公開中

 私が夫の死や鬱から立ち直り、諦めやネガティブな思い込みを外し、夢に向かって進み始めた経験を描いたノンフィクションです。本ホームページで1章を無料公開しています。

*村川久夢プロフィール

*村川久夢著『大丈夫、きっと乗り越えられる~鬱・夫の死を克服した私からのエール~』

*村川久夢さんを知る!<突撃!注目の起業家インタビュー>

  

  

*----------*

【村川久夢ホームページ】

✿村川久夢著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』✿

 

新著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』は、村川久夢が「年だから」「今さら遅いから」など様々な心の制限を外し、他の誰かのためではなく、自分の心が望むことにしたがって生きるようになった軌跡を描きました。私が自分軸で生きられるようになった成長の課程を描いています。      

  *電子書籍(Amazon Kindle「読み放題」に登録されている方は0円でご購読いただけます。一般価格は550円です)下記ボタンよりお申込み下さい。

  *紙の本は、880円(送料180円)です。下記ボタンよりお申込み下さい。

  

*----------*

*村川久夢ホームページトップには、新著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』に頂いた感想を多数掲載しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA