クリスマスにパーティやデートなど、予定がないと落ち着かなかったり、焦ったりしたことないですか?以前の私はクリスマスに予定がないと、物凄く惨めな寂しい気分に陥ったものです。
「私、クリスマスって苦手やねん!」とよく思いました。
<都合のよい子>
幼い頃、両親は仕事が忙しく、クリスマスに特に関心が無いこともあって12月25日はごく普通の日でした。
私は、忙しい両親のことを察して、クリスマスプレゼントやケーキなどをねだらない聞き分けの「よい子」であることを自慢に感じていたのです。大人には都合の「よい子」だったと思います。
<幸せなクリスマス>
大人になってから、サンタクロースを一度も信じたことがない自分の子ども時代を少し寂しく感じるようになりました。
なので結婚して、夫と祝うクリスマスがとても嬉しかったのです。クリスマスには、私がクリスマス風の料理を用意して、夫がケーキを買って来て、一緒に穏やかにクリスマスを迎えました。
ただ、それだけでしたが、二人で過ごすクリスマスは幸せでした。
<苦しくつらい日>
でも、突然に夫は死んでしまいました。夫が亡くなった年のクリスマスは、強烈に悲しく苦しく感じました。
夫の死後、クリスマスは自分が一人になってしまったこと、夫が死んでしまったことを強烈に意識させる苦しくつらい日になってしまったのです。
夫が亡くなって鬱が悪化し、誰にも会いたくないのに、一人でクリスマスを過ごすのが怖いと言うどうしようもない状況に陥ってしまったのです。私はクリスマスが過ぎるのを生きをひそめるようにして待ちました。
<固定観念>
でも、クリスマスが苦手だった自分のことを書きながら、気づいたことがありました。
私の性格の特徴のことです。当時の私は、人目を気にしたり、人と同じように行動しようとしたり、固定観念や流行を気にして囚われていたのです。
子どもの頃のことを改めて振り返りました。確かに両親は仕事が忙しかったこともあって、12月25日は普通の日でした。
でも、両親は夜なべ仕事を終えると、寝ている私と弟を起こして、こっそり買っておいてくれたお寿司を食べさせてくれたのです。夜中に親子4人でつまむお寿司は美味しくて嬉しかったことを覚えています。
今思うと世間のクリスマスの形とは全く違っているけれど、夜中に親子でお寿司を食べるクリスマスも幸せなクリスマスでした。
<人目を気にして自分を苦しめていた>
私は夫が亡くなってから、クリスマスをクリスマスらしく過ごせないことが惨めで怖くて、チキンレッグやケーキを買って無理していました。
子どもがサンタクロースを信じるのは微笑ましいと思います。恋人とクリスマスを過ごせるのは素敵なことですね。家族でクリスマスを祝えるのは、本当に幸せなことです。
でも「◯◯という形でなければならない」と言うことはないはずなんです。誰も私にそんなことを強いていません。
そうなんです他の誰でもない、人目ばかり気にして「~でなければならない」と思い込んでいる私が、自分自身を苦しめていたのです。
<クリスマスは普通の日になった>
「そうなんや~!」と気がついたら楽になりました。
インナーチャイルドカードセラピーに出会って、自分の心を見つめるようになったのでしょう。自分の心を見つめて、自分が書くことで自己表現することを望んでいること、多くの人に読んでもらい、共感されることを望んでいることに気づいたことも大きかったのです。
ブログを毎日書いたり、インナーチャイルドカードセラピーのセッションをしたり、自分の本の原稿を執筆したり、夢中になれるものに出会うと、クリスマスは普通の日になりました。
昨年のクリスマスは、拙著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』が脱稿間近で、必死で原稿を書いていたことしか覚えていません。大変でしたが、「あと少しだ!頑張ろう!」と言う思いで高揚していました。
クリスマスらしいことは欠片もなく、弟が買って来てくれたお弁当で食事は済ませたと思います。そんな私を惨めに思う人もいるかも知れません。
でもいいんです。人それぞれ、私は私ですから。
そう思えるようになったら、いつの間にかクリスマスはもう苦手ではなくなっていました。
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