彼にとって私は何だったの？～元カレへの未練に悩むあなたへ～

「彼にとって私は何だったの？」と私はずっと思っていました。彼は大昔に付き合っていた人だと言うのに…。

　

彼はなかなかイケメンで、いい大学を出ていて、有能な実業家で、お金持ちの一人息子で、いい車に乗って、いつも気前よくごちそうしてくれました。

　

＜あなただけ＞

こんなにラッキーな人はいないのではないかと思われる彼でした。ところが、個人的に付き合うようになると、彼は親の敷いたレールの上を歩く自分の立場のつらさを切々と私に訴えるようになったのです。

　

「こんなことを話せるのは『あなただけ』だ」と彼は言うのです。この「あなただけ」が曲者だったのです。

　　　　　

私は真面目だけが取り柄の地味で目立たない女の子でした。10歳近く年上でステイタスもある素敵な男性から、「あなただけ」といわれるとイチコロだったのです。

　

　

＜未練たらしく＞

ところが、彼は親から私と付き合うことを反対されると、あっさり私とは別れ、親の決めた人と結婚したのでした。「あなただけ」と言う言葉だけにすがって、私は泣く泣く身を引いいた形になりました。

　

　

彼も情けない人なのですが、私はもっと情けなく未練たらしく「あなただけ」を忘れられずにいたのでした。

　

私は彼にとって自分がどんな存在だったのかを確かめることで、自分の価値を確認していたのです。彼にとって自分が今も「あなただけ」だと思いたがっていたのです。

　

＜思い出の中の人に＞

でも、インナーチャイルドカードセラピーに出会い、自分が作家として自己表現することを心から望んでいることを知りました。執筆活動やインナーチャイルドカードセラピー、苦労はあっても自分が心から望むことをできるようになったのです。

　

　

すると古傷だった彼は自然に思い出の中の人になりました。彼に出会えたこと、彼に「あなただけ」と思われたことは、とても幸せなことであり、私の人生の大切な経験だと思えるようになったのです。

　

人の評価で自分の価値を感じるのではなく、生きる喜びを感じ、自分で自分の価値を感じられるようになったからです。

　

＜心が本当に望むこと＞

元カレへの未練や執着に悩む時、誰にどんなに「彼にとってあなたは必要な人だったのよ」と言われても、あなたの心は本当に満足することはできないのではないでしょうか？

　

「彼にどう思われているか？」で自分の人としての価値をはかるのではなく、自分が本当に望んでいることに目を向けることが根っこなのです。

　

「あなたが本当にしたいことは何か？あなたはどうありたいのか？何をしている時が一番楽しいのか？」と言うことに心を向けるのです。

　

　

心が本当に望むことをすると、行動範囲も広くなり、出会う人も変わって来ます。視野が広くなるのです。

　

未練や執着から解放されて、元カレへの思いも自然に変わって来ますよ。

　　　

　　　

　

　

【村川久夢ホームページ】

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