自分の信じた道を歩める人生もまた幸せ~夫の命日に~

今日は夫の命日です。夫が亡くなって11年経ちました。結婚していた期間が14年、死別して11年、だんだん別れてからの歳月が長くなってきました。夫が生きていたら、私は退職後、夫と外国旅行三昧の生活を送ることを夢見る、退職間近の英語教師だったんだろうなと思います。

 

<身の丈にあった生活を楽しもう>

2009年4月、私は鬱がかなり回復したので、長い休職生活にピリオドを打って、教職に復帰しました。復職は大変でしたが、なんとか勤務していました。

 

「本当の自分とか夢とか、そんな大それたことはもう考えず、夫と旅行をしたり、ドライブに行ったり、身の丈にあった生活を楽しもう」と考えていました。「退職まで無難に過ごせればいい」と思っていたのです。

 

<悪夢のような出来事>

でも2009年9月9日、夫は社員旅行先で突然、死んでしまいました。悪夢のような出来事でした。私の鬱は一気に悪化して、私は勤務に支障をきたすようになってしまったのです。2009年度はなんとか勤務しましたが、1年間休職し、その後、退職しました。

 

「身の丈にあった生活」は、木っ端みじんに壊れました。私を支えていたものが、突然すべて崩れ去ったように感じました。

 

<夫に頼っていた>

当時の私は、自立しているつもりでした。でも、夫に先立たれて、いかに自分が夫に頼って生きていたかを感じました。一人では何もできなないことを痛感したのでした。自分が抜け殻になったように感じました。

 

「私の人生はもう終わった…」と人生を投げてしまったのです。

 

<自分の進むべき道>

そんな私でしたが、主治医やデイケアのスタッフのサポートを受けながら心療内科で鬱の治療を続けました。鬱が安定して来た頃、ヨガを始めました。ヨガで身体を鍛えたおかげで、「自分の進むべき道を見つけたい」と思うようになりました。そして、インナーチャイルドカードセラピーに出会い、自分の心を見つめることが出来たのでした。

  

<今の自分にできることから>

夫に頼って生きていた私が、一度は投げ出した人生に再び向き合うことができたのです。私はインナーチャイルドカードで自分の心を見つめ、作家になりたい夢を取り戻しました。

 

おっかなびっくり手探りで自分の信じた道を歩き始めました。どんなに小さな一歩でも、どんなに遅い歩みでも、今の自分にできることから始めました。

  

自分の人生を自分の力で生きるようになったのです。

 

<自分の信じた道を歩める人生もまた幸せ>

夫が生きていたら、夫と旅行をしたりドライブをしたりして、日々の生活を楽しんでいただろうと思います。そんな人生も楽しい人生だったでしょう。

 

でも、自分の力で自分の信じた道を歩める人生もまた幸せです。私が自分の人生を楽しんでいることを夫も喜んでいてくれるでしょう。夫の命日にそんなことをしみじみと思いました。

 

 

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