「１００万回以上練習しているよ。それでできるようになったけれど、今でも、いつもできる訳ではない。上手くできる時もあるし、上手く出来ないときもある」
バンスリ（インドの横笛）瞑想コンサートに行った時、バンスリ奏者が涼しい顔でさらりと言われました。バンスリのある奏法をできる人は世界に10人ほどだと言うのです。
コンサートのバンスリ奏者が、その奏法が出来るようになるまで「100万回以上練習した」という話を聞いて、私は大変強い印象を受けました。「できない理由を探して言い訳する暇があったらたとえ1回でも実際にやってみよう」と思ったのです。
その時、私の頭にあったのは、毎日更新して半年足らずのブログのことでした。世界的なバンスリ奏者の言葉を聞いて、自分のブログを「人に読まれ、共感され、役に立てるブログ」に粘り強く育てて行こうと刺激を受けました。
バンスリのコンサートから４年経ちました。ブログを毎日更新して4年少々。何を書いて良いのか分からない時、書く気持ちになれない時、面倒に感じる時、「今日はブログを書くのをやめよう」と思うことが度々あります。
私がブログを書かなくても、怒る人がいるわけでもありません。誰も困りません。実際に「ブログを毎日書かなくてもいいよ」と私に言う人もいます。
でも、私は毎日ブログを書いています。私は長い間、気持ちを抑えることが習慣になって、生きづらさに悩んでいました。そして、自分の心が感じることを書いて表現することが、生きづらさの克服であり、心を解放する方法であり、私が生きる意味だとやっと自覚できたからです。
書くのをやめようとすると、自分の気持ちを抑えて、生きづらさや、欠乏感や、空虚さに苦しんでいた頃の私が、今の私にこう言うのです。
ブログを毎日書いているからと言って、たかだか4年ちょっと。あなたはその程度で書くのをやめるの？そんなに簡単に諦めるの？あなたの情熱ってその程度なの？
だから私は、どんなに何を書いて良いのか分からなくても、書く気持ちになれなくても、面倒に感じても、ブログを書くのです。まだ100万回ブログを書いたわけではありませんが、自分のブログを「人に読まれ、共感され、役に立てるブログ」に粘り強く育てて行く決意です。
心が感じることを書いて表現することが、生きづらさの克服であり、心を解放する方法であり、私が生きる意味だと知っているからです。
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