「私はできる!」と信じることが大事です!
信じることが叶える力を与えてくれるのです。
「できる!」と心から信じたら、
自分でも思いがけない力を発揮できるのです。
<100歳の人より10歳若い>
2年前の夏、90歳の父が腰に激しい痛みを訴え、寝たきりで全く動けなくなりました。10日ほど自宅で様子を見ましたが、限界を感じ、父は入院することになりました。入院した日、父は私にこう言いました。
「90歳で生意気なようやけど、
ワシはまた歩けると思うねん。
20代の人みたいにシャーシャーとは歩けへんけれど、
伝い歩きでも歩きたいねん」
そして、こうも言いました。
「ワシは90歳やけれど、100歳の人からみたら10歳若いしな」
<1秒でも自分の力で立ちたい>
病院で適切な処置や看護を受け、父は日毎に元気になりました。入院した時は、寝たきりで、私が食事を食べさせたのですが、次に行くと看護師さんに起こしてもらい、車椅子に移動して、おぼつかない手つきで食事をしていました。その時も私が補助しました。
その次に面会に行くと、父はなんとか自力で立ち上がろうとしていました。少しでも自分で移動しようとしていたのです。食事はほぼ一人で食べました。その次の面会では、父はベッドから車椅子への移動もずいぶんスムーズになっていました。ベッドから立ち上がる時も、
「ちょっと待って。1秒でも自分の力で立ちたいねん」
と言ってベッドから立ち上がったのです。
<歩けるようになって家に帰りたい>
「元気になって、例え伝い歩きでも歩けるようになって、家に帰りたい」
父から「また歩けるようになりたい」という思いが伝わってきました。何の根拠もありませんが、「歩けるようになる」と父がごく自然に信じているのも感じたのです。
もし父が、「もう歩けなくてもいい」「どうせもう歩けない」と思い込んでしまったら、あんなに順調に回復しなかったでしょう。「~したい」「~できる」と自分が自分を信じることは本当に大事だと感じました。
<「できる!」と信じることが力を与えてくれる>
3ヶ月間入院した父は、リハビリを重ね歩けるようになりました。
退院後、デイサービスとショートステイを利用しながら、自宅で生活しています。父は92歳になりましたが、デイサービスでのリハビリや訪問リハビリの甲斐あって、入院する前より足取りがスムーズになりました。
2年前の写真を見ながら、
「『できる!』と信じることが力を与えてくれる」
と感じます。
これは父に限ったことではありません。
私たちはみんな「できる!」と心から信じたら
自分でも思いがけない力を発揮できるのです。
「どうせ私なんか・・・」と自分の心に制限をかけているのは、案外自分だったするのです。
「できる!」と信じることが叶える力を与えてくれるのです!
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