心の影を受け入れる

「内向的な自分が嫌い」「人と上手く関われない自分が嫌い」等の心の影を抱えて悩んでいる人は多いです。

 

✿心の影✿

先日、ユング心理学(分析心理学)の創始者カール・グスタフ・ユングの生涯を描いた『ユングの生涯』(河合隼雄著)を読みました。本の中に、次のような記述を見つけました。「(全体性は)ある個人が影の部分を受け入れることによって達成されるものである

 

「影の部分を受け入れる」という表現を読んだ時、インナーチャイルドカードの「大きな悪いオオカミ」を思い出しました。オオカミのカードには、以下のような意味があります。

大きな悪いオオカミ

 

「このカードがあなたのリーディングに現れた時は、自分のなかのコントロールできない欲望や邪悪な気持ち、憎悪、嫉妬などの心の影を敵のように感じ忌み嫌い、目をそむけるのではなく、受け入れてあげてください。あなたの中の影をごまかすのではなく、あなたの心の影を両手を開いて抱きしめて下さい

 

『ユングの生涯』でも、インナーチャイルドカードの意味でも、「影の部分を受け入れる」ことについて触れています。

 

✿受け入れる✿

あなたは「心の影を受け入れる」という言葉を聞かれたら、どんなことをイメージされますか?「内向的な性格が嫌い」という心の影を例にとると、「内向的な性格を受け入れる」とは、どんなことだと思われますか?

 

私はまず、「内向的な性格」には、肯定的な面も否定的な面もあることを考えます。肯定面は、物事を深く考えられること等、否定面は、思っていても行動に移せないということ等があると思います。否定面だけではないことを知ると、自分が「内向的な性格だ」ということを受け入れやすいと思うのです。

 

✿客観的具体的になると心が楽になる✿

自分が内向的であることを忌み嫌わず、受け入れられると、自分の性格の長所短所が客観的に見えてきます。自分が本当は友だちを作って、楽しくつきあいたいと思っている等、具体的にどうなりたいと思っているのかもわかってくるのです。客観的具体的に物事が見えてくると、ずいぶん気持ちが楽になります。

 

心の底では「友だちを作って、楽しくつきあいたい」と思っているのに、「私は内向的だからできない!内向的な私なんて嫌いだ!」と自分を嫌うことはつらいですね。「大きな悪いオオカミ」のカードのように「あなたの中の影をごまかすのではなく、あなたの心の影を両手を開いて抱きしめてあげて下さい」

 

✿「心の影」を受け入れる✿

私は、「心の影を受け入れる」ということを大事にしています。私のインナーチャイルドカードセラピーのセッションに来て下さる方の多くが心の影に悩んでおられます。そして、セッションを受けて頂いた後には、「インナーチャイルドカードセラピーをしてもらったことで、自分の気持ちの整理がつき、前向きな気持ちになりました」「それまで暗い気持ちだったのが、ぱっと霧が晴れたような気持ちです」という嬉しい感想を下さっています。

 

もしあなたが「心の影」に悩まされていたら、是非、私のインナーチャイルドカードセラピーのセッションにいらして下さい。セッションは、Zoom、LINE、Facebookメッセンジャーでも実施できます。セッションご希望の方は、セッションお申し込みフォームからお申し込み下さい。

 

 

【村川久夢ホームページ】

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