このページでは、インナーチャイルドカードの読み方が分からないあなたのために、出来るだけ分かりやすく、また私自身が実際に遭遇した出来事を物語のような形でお届けしています。
自分でカードが読めるようになりたい。お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい。と考えている、特に初心者の方に向けた内容になっていますので、是非参考にしてくださいね。
<ワンドのガイド>
インナーチャイルドカードの「ワンドのガイド」は、従来のタロットでは、「ワンドのクイーン」です。「なぜ、ワンドのクイーンが、『ハーメルンの笛吹き男』なのか?」と疑問に思うことがあります。
「ワンドのガイド」だけでなく、従来のタロットとインナーチャイルドカードの物語が結びつかないように感じることが時々あります。私は、そういう時は、タロットとの関係にこだわらず、自分の解釈を持つようにしています。その解釈に従って、リーディングを進めます。
このブログでは、「ハーメルンの笛吹き男」の物語をどのように解釈したかをお話します。
<「ハーメルンの笛吹き男」あらすじ>
ハーメルンの町にはネズミが大繁殖し、人々を悩ませていました。ある日、笛吹きが現れ、報酬をくれるならネズミを退治すると言いました。ハーメルンの人々は男に報酬を約束しました。
男が笛を吹くと、町じゅうのネズミが男のところに集まり、男は川に歩いてゆき、ネズミを全て溺死させました。しかしネズミ退治が済むと、ハーメルンの人々は、笛吹き男との約束を破り、報酬を払いませんでした。
笛吹きはいったんハーメルンの街から姿を消しましたが、再び現れました。笛吹き男が笛を鳴らしながら通りを歩いていくと、子どもたちが男のあとをついて行ってしまったのです。
子どもたちは笛吹き男の後に続いて町の外に出てゆき、市外の山腹にあるほら穴の中に入っていった。そして穴は内側から岩でふさがれ、笛吹き男も子どもたちも戻ってきませんでした。
『ハーメルンの笛吹き男』改めて読んでみると、怖いお話ですね。
<インスピレーションの女神>
インナーチャイルドカードセラピーの創始者であるイーシャ・ラーナーさんは、この物語について解説書に以下のように書いています。
「ネズミは、川で清められ、浄化されなければならない町に潜むネガティブ思考を暗示しています。町の指導者たちは、物質的な価値観から離れられず、笛吹きに報酬を支払いませんでした。
彼らは創造的で芸術的なパワーを持つインスピレーションの女神を認めようとしなかったのです。分別のなさと無知のため、彼らは子どもという形の未来の才能を失ってしまうのです」(解説書より)
<笛吹の発想を認められなかった>
みなさんは自分の家にネズミが出たら、どのように退治しようとされますか?私ならネズミ捕りの罠で捕まえるか、毒のエサで殺すくらいしか、思い浮かびません。笛の音でネズミをおびき出して、川に落として退治するなどという発想は、とっても思い浮かびません。
笛吹き男は素晴らしいインスピレーションの持ち主なのです。また実際にネズミを退治した功労者なのです。
でも、町の指導者たちは、笛吹きが従来の方法で汗水たらしてネズミを退治したのではなく、笛を吹いて楽々とネズミを退治した、笛吹き男のインスピレーションや彼の発想力を認められなかったのです。
<インスピレーションを尊重する>
私たちの中には物質的なものや、苦労して汗水たらして得たものを重視して、インスピレーションや発想力を軽視する傾向があるように思います。イーシャさんは解説書の中で、次のようにも述べています。
「笛吹きがリーディングに現れる時は、独創性があり、創意に富む、独自の考え方に従う時なのです。つまりあなたの内なるガイドに従う時なのです。あなたを催眠術にかかった状態にする笛を吹く外部のリーダー(物質的な価値観から離れられない)に続かず、穏やかに繰り返す自分自身の内なる調べに耳を傾けましょう」(解説書より)
「ハーメルンの笛吹き男」のカードには、「インスピレーションに従う」「周りに感化されない」「自分自身の心の声に耳を傾ける」という意味があると言われています。それは「ハーメルンの笛吹き男」の上記のようなエピソードから生まれた意味なのです。
<リーディングの根拠を持つ>
インナーチャイルドカードにおける「ハーメルンの笛吹き男」の解釈をすべてセッションで説明するわけではありません。
でも、このカードにこのような背景があり、「インスピレーションに従う」「周りに感化されない」「自分自身の心の声に耳を傾ける」という意味につながっていることを知っていると、説得力のあるリーディングができます。
このカードに限らず、リーディングに絶対的な「正解」は、ありません。100人セラピストがいたら、100通りのリーディングがあります。
私はリーディングする時、「1)自分のリーディングの根拠をしっかり持つ、2)絶対的な「正解」はないと知る」と考え、自分の「正解」に従っています。
以上、インナーチャイルドカード「ワンドのガイド」の物語でした。インナーチャイルドカードの各カードの意味や解釈を知りたい時は、「インナーチャイルドカード物語」をご覧下さい。講師と一緒にもっと深く学びたい時は「村川久夢インナーチャイルドカードセラピー講座」にお越し下さい。講座については下記ボタンから案内をご覧下さい。
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「インナーチャイルドカード物語」では、インナーチャイルドカード一枚一枚の意味や解釈を書いています。大アルカナだけでなく、小アルカナについても詳しく書いています。ご自分でカードの意味を知って、カードが読めるようになりたい時、お仕事にインナーチャイルドカードを活用していきたい時、是非参考にしてくださいね。
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