私は作家で
インナーチャイルドカードセラピーの
セラピストですが、
一時は編物作家になることを
真剣に考えたほど編物が好きです。
<編物との出会い>
私が編物に出会ったのは、
心療内科のデイケアでのことでした。
鬱が一進一退で良くならなかったので、
デイケアに通い始めたのです。
デイケアルームの一角に
作業療法用の手芸材料が置かれていました。
作業療法は社会に適応するための
能力回復をめざし、その手段の1つとして、
様々な作業や手工芸を用いる療法です。
<編みネコが招いた縁>
私はかぎ針編みに興味があったので、
糸のかけ方、針の持ち方、
鎖編み、細編み、長編みの編み方は、
知っていました。
ネコが大好きな私は、
デイケアルームにあった毛糸とかぎ針で、
あみねこを編むようになりました。
ネコの頭、耳、胴体、手足、
しっぽを一目一目編んで詰め物をして、
顔を作り、パーツをつなげて完成です。
とぼけた風貌のあみねこが完成すると、
私は、あみねこ作りに夢中になりました。
達成感でワクワクしました。
なかなか良くならない鬱病のため、
心を閉ざしていた私は、
それまでデイケアで
あまりだれとも話さずにいましたが、
あみねこを編み始めた頃から、
「何を編んでいるのですか? 」
「可愛いですね! 」
「お金を払うので編んで下さい」
とデイケアメイトから
声をかけられるようになりました。
<達成感を得るようになった>
本当は寂しかった私は、
頼まれるまま次々のあみねこを編み、
デイケアメイトとも次第に仲良くなりました。
作る喜びに目覚め、
やりがいを感じるようになったのです。
あみねこは7~8匹編みました。
他にも、コースター、マフラー、帽子、手袋、
ストール、ポンチョ、ベストと言うように、
大物にも挑戦するようになりました。
編みネコが招いてくれた縁で
人とも交流するようになり、
人に喜んでもらえる楽しさを
思い出すことができました。
また、何かを作って完成させる達成感は、
私の精神状態にも効果を表しました。
今、振り返ると編物は、
私のうつ病治療に大きな効果を
もたらしてくれました。
編物は、鬱で傷だらけになった私の心に
やすらぎをもたらしてくれました。
編物と出会えたことや
編物で達成感を得られたことは、
私の人生に於ける大切な宝物なのです。
*私の新著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』の1項1章には、「不器用だ!」と思い込んでいた私が、編み物の楽しさを知る様子や作品を編み上げる達成感が、当時一進一退で良くならなかったうつ病の治療に効果を発揮した様子を描いています。
『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』(1章1項無料公開中)
<関連記事>
*不器用だから手芸は苦手という制限を外してベストを編み上げた(『50歳から夢を追いかけてもいいい5つの理由』1章1項)
*村川久夢著『50歳から夢を追いかけてもいい5つの理由』1章無料公開中
*村川久夢著『大丈夫、きっと乗り越えられる~鬱・夫の死を克服した私からのエール~』
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【村川久夢ホームページ】
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