◆上手だと思われたい欲が出て大失敗!
「いい人だと思われたい……」
「上手だと感心されたい……」
「すごい!と圧倒されたい……」
こんな欲を出して、つらくなったことはありませんか?
私は、何度もそういうことがありました。「絵馬事件」もそのひとつです。

「くむちゃんは、十年近くお習字を習ってて、毛筆が得意なんやろ? 私の代わりに、筆で絵馬に願い事を書いて✨️」と知人に頼まれたのです。
「ええよ~」
と、涼しい顔で言ったものの、その時、私は冷や汗が流れるのを感じました! 「下手な字を書いてしまったらどうしょ~😱」と。
「上手に見られたい!」という「欲」満載で、ギンギンに緊張して筆を持ちました。
当然、字も緊張ギンギンのけったいな(へんてこな)字になってしまったのです😭
絵馬の字を見て、がっかりした知人の顔を今でも覚えています😱
「ええかっこする」(標準語だと「格好をつける」かな?)とつらくなる。よく見られたい欲をすてると楽になる。
今日は、大好きな田辺聖子さんの『スヌー物語』から、楽に生きる秘訣をお伝えしたいと思います。
◆ええ格好するから苦しくなる

「あのなあ、エエもん書こ、思うさかいや。そんな、ええ格好するさかい、苦しぃなるねん」
標準語に翻訳すると:
「あのね、良いものを書こうとするからだよ。そんなに格好つけるから、苦しくなるんだよ」となります。
田辺聖子さんの『スヌー物語』、主人公の夫のことばです。
主人公(モデルは田辺聖子さん自身かな?)は、締め切りを前にして、執筆のキッカケをつかめず、仕事を一日伸ばしにしているのです。
だんだん締め切りが近づき、主人公の苛立ちはピークに!
家の中の雰囲気が悪くなり、家族がピリピリする中、発せられたのが、上記の夫のことばなんです。
そうなんですよね。作家に限らず、どんな職業でも、どんな立場の人でも、「ええ格好する(格好をつける)」と苦しくなるのです。
◆自分以上でも以下でもない
歌手の島倉千代子さんは、このように言われたそうです。
「『うまいと思われたい欲』を捨てたら楽になった」と。
島倉千代子さんのことばから、先輩に「ええ格好しても、自分以上でも自分以下でもない。まあ一生懸命にやることや!」
と言われたことを思い出しました。
そうなんです! どんなによく見られたいと欲を出して「ええかっこ」しても、自分以上でも以下でもないのです。
◆ええ格好することが自分を追い詰める!
「いいお母さんだと思われたい」
「できた妻だと思われたい」
「いい人だと思われたい」
このような欲を出すと苦しくなりますよね?
『スヌー物語』の夫は、源義経の弓のエピソードを例に取り、妻を諭します。
源義経は、戦闘中に海に弓を落としてしまい、自身の弓が弱いのを敵に嘲笑されるのを恐れ、海に落とした弓を拾い上げたというエピソードです。

この行動は、大将としての威厳を守ろうとする義経のプライドと、武士としての矜持を表しています。
ですが、源義経は「ええ格好しい」とも言えますよね?
作家である妻は「いいものを書こう!」と「ええカッコ」していることが、自分を追いつめていることに気づくのです。
◆生きやすくなる秘訣
『スヌー物語』の夫はこんなことも言っています。
「バタバタせんと、素直にできたもんを書いてわたしておけ。傑作も愚作もみな、自作に違いないねんから」

原稿を書くだけでなく、人生すべてにおいて、「ええ格好」をすることで、よけいな苦労をしょいこんだり、大変な目にあっているのではないかと主人公はつくづく感じるのです。
「ええ格好をするから苦しくなる。よく見られたい欲をすてると楽になる」。このことがわかると、人生ぐっと生きやすくなります。
ええ格好をするのを止める。「良く見られたい欲を捨てる!」これが生きやすくなる秘訣なんです!
ホンマですよ!
私はどう見られるかより、「私はどうしたいのか?」「私はどうありたいのか?」そして、迷った時は、「それをして私は楽しいか?」という基準で行動するようになったら、がぜん楽になりました!

あなたも「かっこうをつける」のをやめて、自分らしく伸びやかに楽に生きませんか?
(格好つけるとつらくなる!田辺聖子さんの「楽に生きるワザ」をこっそり伝授!:村川久夢)

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