前回までのあらすじ:
40代になったばかりの私は、同僚と春の釜山へ。コピーを買い、韓国人の友人とカラオケを堪能。チャガルチ市場の朝食、太宗台散策、西面で遊びすぎて、夕食は屋台のテイクアウトだった。
◆農協スーパーで、がぜん元気に
楽しかった釜山滞在はあっという間に過ぎ、いよいよ帰国日に。飛行機は午後便なので、朝食をすませると、チャガルチ市場近くの農協スーパーにお土産を買いにいくことにしました。
農協スーパー(農協ハナロマート:チャガルチ店)は、生鮮食品や日用品、加工食品などが手頃な価格で手に入る庶民的なスーパーとして人気。
観光客用の土産物屋のお土産は、高いばかりで、土産物ならぬ「イヤゲモノ(もらっても嬉しくない土産物のこと)」が多い。農協スーパーなら、韓国ならではのお土産がお手頃価格で手に入るのです。
ロッテ百貨店やコピーの店では大人しかった私が、がぜん元気になり、目がランランでした。同僚も刺激されて、二人の爆買いが始まりました。
スーパーのカートにカゴを乗せると、まずはインスタント麺コーナーへ。辛ラーメンやノグリラーメンといったインスタント麺、カップ麺。
本場のテンジャン(味噌)やコチュジャン、香り高い搾りたてのごま油などの調味料。
ゆず茶・ナツメ茶・生姜茶、韓国の自動販売機でさんざん飲んだ300ウォン(当時30円くらいだった)のインスタントコーヒーと同じ味の袋入りインスタントコーヒー(粉末ミルク・砂糖入)、コーンティのティーバッグなどの飲み物類。
そして、日本では見かけない韓国のスナック菓子なども買いました。
チョコサルパイ(ピーナッツクリームをお餅で包んだものをチョコでコーティングしたお菓子)を、私も同僚も気に入り、お土産用に購入。
農協スーパーから、それぞれ特大のレジ袋2つを持ってホテルに戻ったのです。
◆スーツケース、パンパン!そして手荷物追加
前日、西面で買ったケラチンシャンプーとコンディショナー(各500ml)やコスメ類もあり、スーツケースはパンパンに!
入り切らないので、私も同僚も
「こんなこともあろうか!」
と用意した旅行用の手提げバックを取り出して、戦利品を詰め込みました。
ところが、それでも入り切らず、最終手段として、旅行中に背負っていたデイバッグにも残りの品をギュウギュウに詰め込んだのです。
私たちは、スーツケース、手提げの旅行用バックを持ち、デイバッグを背負って、3日間お世話になったホテルを後にしました。
南浦洞からエアポートリムジンバスに乗り込み、金海国際空港へと向かったのです。
◆機内食を食べ終わるとすぐ直陸!あっけないフライト
大韓航空機に搭乗し、大量の手荷物を頭上の棚(オーバーヘッドコンパートメント)に押し込んでようやく着席。
離陸したかと思うと、客室乗務員が書類を配り始めました。
入国カードや税関申告書を記入していると、すぐに軽食のサービスが開始。慌ただしく軽食を食べて、食後のコーヒーを飲み終えると、すぐにトレイ回収でした。
トレイ回収がすむとすぐ、着陸のアナウンスが流れたました。
「早すぎる~~!」金海国際空港から関西国際空港までのフライト時間は、わずか約1時間29分。あまりの短さに、拍子抜けしてしまうほどでした。
◆運び屋かと思われた税関検査
大韓航空機を降りて、ターミナルビル内へ移動。
まず、入国審査です。パスポートを提示し、入国審査官による確認を受け、スタンプが押されて無事に通過しました。
次は、手荷物受取(バゲージクレーム)です。電光掲示板で搭乗便の便名を確認して、指定されたターンテーブルで預けたスーツケースを受け取りました。
さて、次が税関検査で、税関申告書を提出。以前、団体で旅行した時は、素通り状態だったのですが……。
当時、私は二年間に四回も行っていました。しかも、すべて個人旅行だったのです。
そのためだったのでしょうか、税関職員から「スーツケースを開けて下さい」と指示されたのです。
一瞬、「もしかして、コピー品の運び屋とでも疑われている!?」と心臓がドキドキ音を立てて鼓動し、あたりに聞こえそうでした。
スーツケースは、パンパンに膨れていて、ファスナーがなかなか動きません。焦るとますます開かないのです。
「一回開けたら再度入れられるだろうか……」と、思いながら、なんとかスーツケースを開けると、出てきたのは……。
大量のインスタントラーメン類、味噌やコチュジャンなどの調味料、山のようなスナック菓子、そしてシャンプーやコンディショナー、韓国コスメの数々。
「コピー品」ではなく、庶民的な日用品や食料品がぎっしり詰まったスーツケースに、税関職員が「けっこうです」と言いながら、思わず苦笑していたように感じました。
しかし、手荷物を開けるように言われたのが私で、心底良かったと思いました。同僚は釜山の国際市場で大量のコピー品を買い込んでいたからです。
もし彼女が疑われていたら……想像するだけでゾッとしました。
やれやれと関空を後にし、私たちは「関空特急はるか」で京都へ。
◆京都タワーに「帰ってきた~!」
日本についたら、釜山ではずっと「少女モード」で慎ましやかで大人しかった同僚は、すっかり女番長の風格を取り戻しました。
キリンビールを飲みながら、同僚がしみじみ言いました。
「なあ、クムさん。私は今までに何回も韓国に行ったことがあるけれど、いつも焼き肉、買い物、エステやった。こんなに濃い韓国旅行は初めてやったわ。でも、ものすご楽しかった。ありがとう。韓国の友だちにもお礼を言っといてな」と。
私の趣味に同僚を引っ張り回しただけかと思っていたので、彼女の心からのことばがとても嬉しかった。
京都駅に到着し、見慣れた京都タワーが視界に入ると、私はしみじみと「帰ってきた~!」と感じました。
「奥さん、コピーありますよ」という驚きから始まった釜山旅行は、税関検査での大爆笑という、記憶に残るオチで幕を閉じたのでした。
(第5話:(最終回)農協スーパーで爆買い&税関職員に呆れられた:村川久夢)
「韓国釜山・曝書女二人旅」(全5話)終わり
✨️ 前回(第4話)はこちら!✨️
第4話:チャガルチ市場の朝食&ハラハラ!路線バスで観光案内!?

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