前回のあらすじ:
40代になったばかりの頃、同僚と春の釜山(プサン)に旅行しました。釜山につくと、すぐに国際市場にくりだした私たちは、怪しげなコピーのお店に……。客引きのおにいさんにナンパされそうになったり、釜山珍道中の始まりでした。
◆「私、白いコートを着ています」
国際市場から南浦洞(ナンポドン)のホテルに戻り、いよいよ今日のメインイベント――チャットで知り合った韓国人アジョシ(おじさん)とのご対面! 待ち合わせ場所は、地下鉄西面(ソミョン)駅。
西面駅には無事に着いたのですが、当時、スマホはまだなく、私はPHS、同僚もガラケー。韓国人アジョシに電話をかけるには、公衆電話を使うしかありません。
公衆電話はけっこう人が並んでいました。使い方がよくわからず、もたもたしていると、私の後ろで待っていた女性がイライラした表情。おそるおそる電話番号を見せて、代わりに電話をかけてもらいました。
やっと、アジョシと通話がつながり、「私は白いコートを着ています」と目印になるものを伝えると、アジョシは、「僕は間寛平ちゃんやから、すぐわかるよ~」と冗談まじりに笑いました。
しばらくして現れたのは、ほんとうに間寛平さんそっくりな韓国アジョシ(笑)
「アジョシ~!」と声をかけようとすると、アジョシはどこからどう見ても20代前半にしか見えない女性に声をかけているではありませんか。
「あなたクムちゃん?」と。
――なんでやねん!
内心ツッコミが止まりません。
西面駅を後にして、合流したもう一人は、日本語学院の院長先生。落ち着いた物腰で、端正な顔立ちの紳士。日本語も流暢で、まるでドラマに出てきそうな人物でした。
◆上品な韓国料理店で釜山初ディナー
連れて行ってもらったのは、観光客向けではない、上品な料亭のようなお店でした。ドラマで、お客様の接待で使いそうな店でした。
テーブルにはところ狭しと料理が並んでいます。コチュジャンで食べるお刺身、テーブルの中央には網があって、焼き肉もできました。
私は、敷板に乗せられた陶器の器で蓋もついている料理に興味しんしん。熱そうな音も立てています。
「ケランチム((계란찜)美味しいよ。でも、熱いから気をつけて」と寛平アジョシ。
蓋を取ると、ぷくぷくと泡立っています。木製のスプーンですくって一口食べてみました。
「茶碗蒸しやん!」
と思わず声がでました。「ケランチム」の「ケラン」は卵、「チム」は蒸し料理のことなんです。まさしく茶碗蒸し。
韓国料理と日本料理の共通点を見つけたようで、うれしい驚きでした。
私はがつがつ食べるのに夢中でしたが、同僚はなぜか急におとなしくなって、ちっちゃくなってほとんど食べず(笑)
職場では「女性職員の番長」みたいな存在なのに、案外少女みたいなところがあるんだなぁと、そんな発見も楽しいひとときでした。
◆日韓カラオケ大会!
そしてお食事のあとは、寛平アジョシの「ノレバン(カラオケ)に行こう!」という一声で、四人でカラオケ店へ。
韓国のおじさん二人は、なぜか日本の演歌を熱唱。声量も情感もたっぷりで、聞き惚れてしまうほど。
院長先生が、三橋美智也さんの「達者でナ」を朗々と歌われました。本当にお上手でした。
私も負けられないとK-POPのバラード、当時流行っていたワックスの「化粧をなおして」や「プッタケヨ」を韓国語で熱唱して、同僚を驚かせました。
同僚はカラオケでも「少女モード」で行儀よく膝の上で手をそろえて、座っているだけです。
私の韓国語バラードはすぐにレパートリーが尽きてしまいましたが、アジョシ二人の日本語演歌のレパートリーは無尽蔵!
結局、最後は同僚の手拍子に合わせて、アジョシ二人と私の三人で古い日本語演歌の大合唱になったのでした。
◆思い出の夜
美味しい料理と、笑いあり歌ありの夜。釜山初日の夜は、思いがけない人たちとの出会いで、忘れられない思い出になりました。
観光ガイドには載っていない、私だけの釜山物語の始まりです。
👉次回:「乗合タクシーで梵魚寺(ポモサ)、海辺のライブバーの夜」に続きます。
(第2話:公衆電話と間寛平アジョシ~日韓カラオケ大会の夜:村川久夢)
第1話はこちら👇️から
* 第1話:韓国釜山・爆笑女二人旅 ~奥さん、コピーありますよ~

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