6月と言えば「ジューンブライド」の季節ですね。
ヨーロッパでは「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という言い伝えがあるそうです。日本人の私は、「梅雨なのになんで?」と思いますが。
結婚式では「病める時も、健やかな時も……」と誓います。でも、その誓いの重さを実感するのは、共に暮らしてからでしょう。

このブログでは、もとは他人だった二人が「病める時も健やかな時も」夫婦として暮らすことの意味について考えたいと思います。
◆夫がこっそり自慢していたこと
夫と共通の友人に、私の簡単で美味しい料理のレシピを送ったことがありました。

すると、「旦那さんが、よく久夢さんの料理を自慢してたよ」と友人が教えてくれたのです。

夫は無口で、そんなことを言っていたとはまったく知らなかった私は、胸がジーンとしました。
そういえば、私が少々「今日の料理は失敗したかな……」と思う日も、夫は「美味しい!」と言って食べてくれたことを思い出したのです。
◆うつを理解してもらえなかったあの頃
その時、夫になかなか気持ちをわかってもらえなくて、悩んだことも、一緒に思い出してしまったのです。
夫はとても善良な人でしたが、不器用で人の気持ちを上手に察したり、話し合ったりできないところもありました。
元気で病気一つしない健康な夫は、うつに苦しむ私を理解できなかったようです。
「考えすぎやから、そんな病気になるんだ」と言って、うつ病がどんな病気であるのか、まったく知ろうとしてくれませんでした。
「つらくて仕事を続けられないから、辞めたい」と何度相談しても、「辞めて何するんや? どうせ家でブラブラしているだけやろう」と言って取り合ってくれませんでした。
夫が亡くなってからは、自分が病気がちだったことを大変申し訳なく思い、罪悪感すら抱きました。
11月22日「いい夫婦の日」がとても嫌いでした。病気ばかりしていた自分を責めてしまうからです。
◆離婚届を前にして話し合った夜
でも時には、私が元気で頑張っている時は、優しかったけれど、病気になったら、冷たくなった夫を恨んだりもしました。
うつ病で寝てばかりいる私を理解できなかったのでしょう。私たちは離婚寸前まで追い詰められました。離婚届を前に二人で本気で話し合ったこともあったのです。
夫もやっと、病気のつらさを理解されない私の苦しさを、わかってくれました。

夫は都合のいい時は優しくして、病気で足手まといになったら冷たくしたのではなく、うつを患う私にどう接したらいいのかわからなかったのです。
当時はそんな夫を理解できず、ずいぶん苦しみましたが……。
◆病める時も健やかな時も共に暮す
結婚生活を送るうちには、配偶者を看病したり、看病されたり、それは短期間で終わらないこともあります。
高齢になった時、老老介護で配偶者の介護をするのは、精神的にも肉体的にも本当に大変です。
結婚式で「健やかな時も病める時も」と誓いますが、実際に結婚生活を送って、誓いの重みを知るのです。
夫が亡くなってから16年の歳月が流れました。私が夫と暮らしたのは、14年間。一緒に生活した時より、別れてからの時間が長くなりました……。
病気がちだった私と健康そのものだった夫、わかりあえなくて悩んだ時もずいぶんありましたが、それでも共に暮らせたのは「夫婦の情」だったのでしょうか?

夫と暮らした歳月より別れてからの歳月が長くなった、今、しみじみと感じます。
(病める時も健やかな時も「誓いのことば」の意味~ジューンブライドの季節に思う:村川久夢)

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