「私自身は車を持っていません。必要な時はカーシェアリングを使いますね~」と、若い女性タクシードライバーが話してくれました。

私は彼女のことばに驚きました。それに、タクシードライバーが若い女性ということ自体、60代、バブル世代の私にはちょっとした驚きでした。
バブル全盛期、若い男性は高級車を持つことがステイタスで、若い女性は高級車を持つ男性に送り迎えされるのがステイタスでした。「アッシー君」なんてことばも。
価値観って、時代とともに変わるのですね。

時代の変化を感じながら、「今の価値観は、本当に自分に合っているのか?」と見直してみたくなったのです。
<悪臭を放ち、毎日色が違った鴨川>
私は昭和36年(1961年)生まれで、子どもの頃は高度経済成長の真っただ中でした。社会全体が豊かさを目指し、大量生産・大量消費がもてはやされていた時代です。

一方で、公害も深刻な社会問題でした。小学生だった私は、子どもながらにその問題を肌で感じていたのです。
当時の京都、鴨川は、工場排水で汚染されていました。水の色は毎日違い、悪臭を放ち、情緒とは無縁の存在でした。
「新しいもの」がもてはやされ、祖母の年代物の鏡台は「古くさくて邪魔」と処分されてしまいました。
お金があること、力があること、古いものを「切り捨てる」ことがカッコよく見られた時代です。
<物質的な豊かさを追い求めたその先で>
私が成人した頃、日本はバブル経済の真っ只中。
テレビではゴージャスな車のCMが流れ、若者は競って高級車やブランドの洋服やバッグを手に入れました。

働き方も今とはまるで違います。「24時間働けますか? ジャパニーズビジネスマン!」という栄養ドリンクのCMが、まさに時代の空気を表していました。

スケジュールを詰め込み、過労気味でも働き続けることが「美徳」だったのです。
私自身も、時代の価値観に染まり、過労気味で働く自分がかっこいいという幻想にとらわれ、ついにはうつ病を発症してしまったのです。

<価値観の変化のなかで、何を大切にしますか?>
若い女性タクシードライバーの「カーシェアで十分」ということばに、今の時代の価値観を感じました。
現在の若い世代は、車はカーシェアリング、衣服もフリマアプリなどで上手に節約して、仕事とプライベートの両方を充実させる働き方や生き方を尊重しています。
時代は大きく変わりました。そして今、私が感じているのは、時代の価値観に左右されるのではなく、「自分自身の価値観」を持つことの大切さです。
私は今、健康・エネルギー・時間を何よりも大切にしています。これは若い頃にはなかった考え方です。
あなたにとって、一番大切なものは何ですか? そして、もう手放してもいいと思える価値観はありますか?
(何が一番大切ですか?お金、力、新しさ、それとも……:村川久夢)

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