【親の介護】弱っていく父をみるのがつらい

 

昨日の昼頃、施設から電話があって、弟と一緒に父を病院に連れていきました。数日前から、食事を取りたがらないというのです。

 

久しぶりに会った父は、一緒に暮らしていた頃より、二回りほど小さくなっていました。呼びかけても、手を振っても、手を握っても、無反応なのです。虚ろな目で、ぼんやりと前を見ているだけだったのです。

 

日曜日の救急外来は混んでいて、診察まで3時間ほど待ちました。その間、姉弟で父の手をさすったり、話しかけたり。だんだん、父の目に光が戻り、顔に表情も戻って来たのです。少しほっとしました。

 

やっと診察の順番が来ましたが、それから血液検査、CTなどの検査があったようで、私たち姉弟は、またかなり長い間、医師に呼ばれるのを待ちました。

 

医師に呼ばれ、父は、痰が切れないことから、軽い誤嚥性肺炎を起こし、1~2週間の入院が必要だと説明をうけました。父は、ゼイゼイいって、呼吸が苦しそうなのです。

 

私は「食事を取りたがらない」ことが、一番気にかかりました。「今度こそ、もう駄目かもしれない」という思いが頭をよぎりました。ここ数年、何度、そのような覚悟をしたことか……。

 

96歳と高齢なので、覚悟しなくてはいけないのですが、やっぱり父には生きていて欲しい。私が苦しい時、いつも優しく温かく私を見守ってくれた父なのです。

 

入院の手続きが済んで、父は病室に運ばれました。「帰るわ」と言って、父に手を振ると、父は私たちの方を見ていました。

 

生者必滅会者定離。嫌だけれど、生きとし生けるものは「死」を免れることができないのですね。なかなか受け入れられず、ジタバタしている私でした。

 

京都在住セラピスト作家:村川久夢(むらかわくむ)

 

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