首都東京の権力を実感!~京都人が見た東京の「重層的な歴史」

 違いを感じた東京三泊四日。宿泊した上野駅周辺、国会図書館へ納本のための訪れた永田町、貨幣博物館見学で訪れた日本橋。

「同じ東京なのに、こんなに違うんや~」と「違い」に驚きました。

また、東京と京都の違いも実感したのです。それぞれの場所で感じた違い、それはまた自分の生まれ育った京都を違う角度や視点から眺める機会にもなりました。

京都から新幹線で東京駅、次は山手線で上野駅、広小路口にたどり着くまでは無事だったんです。ホテルは上野駅広小路口から徒歩2分のとこにあるので、超方向音痴の私でも大丈夫と勧められて決めました。

ところが、広小路口から出たけれど……。

上野駅広小路口

実は私、65歳になる現在まで、京都以外のところに住んだことがなく、道は直線でまっすぐ、交差点は90度で交差しているものと思い込んでいたのです、無意識に。

広小路口から出ると道路が三叉路、四叉路、五叉路?! という具合に伸びているのです。

しかも、頭上には高速道路らしいものが走り、それを支える大きな円柱が視界を遮ります。その下には、大きな歩道橋があり、階段がいくつも伸びているのです。

「どこ? どの道?」

ナビを見ても迷うばかりで、とりあえず重いキャリーケースを持って、歩道橋の階段をえっちらおっちら上りました。ビルの間には東京スカイツリーが見えたので、写真を撮っています。この時はまだ余裕があったのです。

 

スカイツリーが見えた

 

でも、歩けば歩くほどホテルがありそうな繁華街からはずれていきます。徒歩2分のはずが、気がつくとすでに1時間半くらい街をさまよっていました。

くたびれ果てて、そこにあった喫茶店という呼び方がぴったりのお店に入りました。キャリーケースを持って席につき、コーヒーとクッキーを注文してひと休み。

 

喫茶店「桂」でひと休み

 

お店はいかにも昭和の喫茶店という感じで、常連らしい年配の女性二人がお茶して、おしゃべりしていました。京都では聞けない、チャキチャキした軽やかで快いリズムとイントネーションです。

コーヒーとクッキーを運んでくれた感じのいいおねえさんに地図を見せて、ホテルの場所を教えてもらい、一発で理解できました。

 

喫茶「桂」から見た景色

 

これでようやくホテルの場所がわかり、なんとか到着できたのです。

道がまっすぐ、見晴らしがよくて、交差点は直角に交わっていると思い込んでいるところが、京都人の悲しさですね。東京に着いて最初に感じた「違い」でした。

 

三日目は国立国会図書館へ自著4冊を納本に行く、東京三泊四日のメインミッション遂行の日です。

初日、超方向音痴で迷子になったので、国会図書館がある永田町には、東京メトロ銀座線一本で赤坂見附駅まで行き、図書館までは徒歩にしたのです。

赤坂見附駅で地上に出て、まず出会ったのが、幟旗(のぼりばた)を持った警官三人でした。なんだかものものしい雰囲気です。

でも、他に通行人もないし、こわごわ警官に国会図書館への行き方を尋ねました。三人がとても親切に丁寧に行き方を教えてくれました。

「今、ちょっと取り組みをしているのでご協力願えますか?」と言われて手渡されたのは、カイロでした。そこには、「私たちにできるテロ対策」と書かれていたのです! 

 

警察官からもらったカイロ

 

そうですよね。国会図書館は国会議事堂の近くにあるんです。

国会図書館に行くまでに、なんだか曰くありげな石垣が見えてきました。「赤坂門跡」でした。門の外側の赤坂を監視するために名づけられたのです。

 

赤坂門跡

 

「こんな街なかに石垣の跡! 監視のために!」とちょっと驚きでした。

国会図書館で無事に納本を済ませて、次は国会議事堂参議院を見学するために移動です。

国会議事堂は見えているのに、申し込みがある入口が見つけられません。ますます、警官の数は増えて、普通の通行人は見当たらないのです。

 

青山通から見た国会議事堂

 

しかたなく、何度も警官に「国会議事堂の見学申し込みはどこですか?」と尋ねて、やっと国会議事堂参議院見学申し込み場所にたどり着きました。

住所、名前、電話番号を記入して、手荷物検査はバッグを開いて中を全部見せました。水が入っていたのですが、「一口含んで下さい」と言われ、一口飲みました。

金属探知のゲートをくぐってやっと見学OKに。「日本の政治の中心やもんな~」と痛感したのです。

ニュースなどでよく耳にする永田町は静かで整然としていましたが、威厳や権力を感じ、思わず緊張する雰囲気でした。

 

東京メトロ永田町駅

 

京都でこんなに緊張する場所はありません。日本の政治の中心地で、しかも国会開催中、厳戒態勢なのでしょう。

 

三日目は新幹線の時間まで、東京駅周辺を散策することにしました。

日本銀行本店の見学を申し込もうとしたら、予約が3ヶ月先までいっぱいだったので、近くにある貨幣博物館を見学することにしたのです。

貨幣博物館へ行くまでに、また石垣らしきものが見えてきました。そばを流れる常盤川は、もとは外堀だったのです。

 

常盤川と外堀跡

 

「こんな街なかに石垣の遺跡が!」とまた驚きを感じたのです。

京都は歴史ある都市ですが、石垣や遺跡はないのです。よく考えると、修学旅行などでおなじみの清水寺は平安京遷都以前から存在していますが、遺跡にはならず、現在も寺院として存続しています。

やっと日本銀行本店の前にある貨幣博物館に到着しました。日本銀行本店の建物を写真に撮っていると、隣にある日本銀行以上に重厚で大きな建物に気づきました。

 

日本銀行本店(右端に立派な建物が少し見えている)

 

三井本館

その時は、「なんやろうな~?」と思っただけでしたが、実は、とても気になるその建物は三井財閥の本拠地三井本館でした。

三井本館と通りを挟んで隣に三越本店がありました。三越本店はデパートというには、豪華で重厚すぎる印象を受けました。

 

左:三井本館と右:三越本店

 

後で知ったのですが、三井財閥の前身は呉服商の越後屋だったのです。越後屋は革新的な方法で呉服を販売し、その利益管理のために両替商も営んでいました。

 

なんだか「はぁ⤵️」と深いため息がでました。何たる経済力、権力! 文化や歴史はあるけれど、経済力や権力は失った京の都が頭に浮かびました。

帰りの新幹線の時間が迫ってきたので、最後にタクシーで皇居の周囲を回ってもらいました。日が暮れていたので、皇居は真っ黒でなにも見えませんでしたが、それと対比をなすように林立する高層ビルの窓明かりが美しくて幻想的でした。

 

東京駅と高層ビル

 

ふと、「このビルの所有者は誰だろう? どのくらい価値があるのだろう?」と疑問になり調べると、三菱地所でした。

林立するビル群が美しければ美しいほど、その資本力と権力が恐ろしく感じたのです。やっぱり東京は首都だと痛感しました。

タクシーが東京駅に近づくと、夜空に東京駅と高層ビルの明かりが見えてきたのです。夜の東京駅も本当に美しい。東京駅周辺の散策では、その資本力と権力を見せつけられました。

東京三泊四日の旅では、同じ東京でも地域によって違うこと、そして、京都との違いも感じたのです。

東京を自分の足で歩いて、「なんで魔」が全開になって知った「違い」は、ふるさと京都を別の角度や視点から見せてくれました。

京都に帰ると、京都駅から北へ伸びる烏丸通はまっすぐで、景観条例で高さ制限がある京都では遮る高層建築物もなく、遠くまで見晴らせます。雰囲気がゆったりゆるく感じられてホッとするのです。

 

烏丸通(正面は京都駅)

 

東京(江戸)は、明暦の大火、関東大震災、そして東京大空襲という大きな破壊を幾度も経験しました。

だから、かつての石垣や遺構が歴史の「断片」として地表に顔を出すのでしょう。日本橋の石垣や、赤坂門跡のように、かつての記憶が現代のビル群の中に「歴史の片鱗」のように組み込まれています。

東京の歴史は、破壊と再生を繰り返しながら、新しい時代を積み重ねていく「重層的な歴史」だと言えるでしょう。

京の都も応仁の乱などで何度も焼け野原になったこともありますが、明治以降は幸い大きな天災や戦災を受けることなく、歴史が千年以上前から滑らかに続いているのです。

私は京都の自宅でパソコンに向かって文章を書くのが一番好きです。でも、たまには外に出て、コンフォートゾーンを出るというのでしょうか、刺激を受けることが大事だと痛感しました。

東京で感じた「違い」は、場所の雰囲気だけではありません。明日のブログでは、「ことば」について書きます。明日もよろしくお願いします。

(首都東京の権力を実感!~京都人が見た東京の「重層的な歴史」:村川久夢)

 

 

 

 

 

 

 

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